42.really!?!? ページ44
タクヤとデートしてから1週間後の土日。
またまた、タクヤのお家でまったりデート。
話したり寝転んだり、自由な私たちはいつもと変わらず過ごしていた。
雑誌を読もうと立ち上がった時、ベッドで寝ているタクヤに腕を掴まれた。
「ん?なに?」
拓「俺、家出る。」
「...え?」
拓「だから、この家出るの。」
待って、状況が掴めない。
何を言ってるんだこの人は。
テストが返ってきて頭おかしくなったんじゃない?
「親と喧嘩でもしたの?」
拓「違う」
「じゃ、なんで」
拓「たくちゃん、Aと住む。」
「... は !?」
拓「前に話したでしょ」
「いやいや、話したけどまさか住むとは思わないでしょ!」
拓「だから、案外本気って言ったでしょ」
「本気って言ってもまだ高校生だし。
ってか、なったばっかりだし!?」
拓「もう半年もたってるし、俺ら大人」
「いや出会った時よりかは大人かもしれないけど、まだ学生だよ!?」
拓「親にほとんど世話なんてなってないから大人と一緒」
呆れた。
ダメだこれ。
一回決心したことはねじ曲げないんだったこの人は。
「住むって家出て二人でどこに住むの?」
そうだよ、どこに住むんだよ。
自分で言っておきながら、いきなりのタクヤの発言に頭はなかなか回転してくれない。
拓「Aの家」
「は!?私の家!?」
拓「ダメ?だって、一人暮らしじゃん」
「いや、ダメ?ではないけど...
いや、ダメ!ダメに決まってるでしょ!」
拓「もう、決めた。
ママとパパにも言って了承もらってるし」
「え!?許可おりたの!?」
拓「Aとは何年もいるし信頼できるからって」
「いやいやいや、信頼されすぎても困る」
拓「しかも、一人暮らしだし、ママたちもずっと心配だったからタクヤがついてれば安心できるって」
「いや、もちろん1人は不安だから有難いんだけどさ?」
拓「なら、問題なし。明日荷物運ぶ。」
「え、明日!?
急すぎる... てか、こっちが許可してないー!」
拓「だから、拒否権もないし。
のちのち、一緒に住むんだから予行練習。 ね?」
いやいや、 ね? じゃないよ!
拒否権ない!?
タクヤと住む!?
話が全然ついてけないよ、いきなりすぎて。
あぁ〜、帰ったら部屋片付けなきゃいけないパターン?
これ、何言っても住むだろうし。
寝る時とかどうすんのこれ〜。
明日から、またバタバタだ〜。
とりあえず、タクヤと同局する事になりました。
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ガリガリヤンキー(プロフ) - ところてんさん@低下かもさん» ありがとうございます!頑張ります! (2016年1月10日 10時) (レス) id: 8487406707 (このIDを非表示/違反報告)
ところてんさん@低下かも(プロフ) - ガリガリヤンキーさん» いえいえ、これからも面白い作品を作ってくださいね (2016年1月9日 12時) (携帯から) (レス) id: fd97321a98 (このIDを非表示/違反報告)
ガリガリヤンキー(プロフ) - ところてんさん@低下かもさん» コメントありがとうございます。初作品で、わからないことが沢山ありますが、応援していただけるとありがたいです。お知らせ、ありがとうございます!! (2016年1月9日 9時) (レス) id: 8487406707 (このIDを非表示/違反報告)
ところてんさん@低下かも(プロフ) - とても面白い作品ですね!でもオリジナルフラグたってますので外してください。 (2016年1月9日 7時) (携帯から) (レス) id: fd97321a98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ガリガリヤンキー | 作成日時:2015年12月31日 18時