I am in love with train.

13.date?? ページ14

着いた途端、感じる人の多さ。

夏休みってのもあって、
ショッピングモールはすごい人だった。

「すごい人だね。」

拓「さっさと、買い物終わらして帰るぞ。」

「そうだね(笑)」

人が多いのは好きじゃないから
早く買い物を終わらせることにした。


ｷﾞｭｯ


「ん？」

拓「迷子になるお前。」


と言って、手を繋いできた。

「な、なんないに決まってるでしょ！」

拓「どうだか？ 行くぞ。」


手を繋いだまま、歩くタクヤ。

いきなりのことで頭が回らないまま
タクヤについていく。


もう、朝からなにしてくれんのよ！




お店はたくさん並んでいて
どの店舗も水着が売られていた。

私は、立ち寄ったお店でお気に入りのを
見つけ、タクヤもいいと言ってくれたので
買うことにした。


「タクヤ、ついてきてくれてありがとね！」

拓「おう。てか、お前そこでちょっと待ってて。」

「あ、いいよ！」


タクヤはそう言って水着を買ったお店に
戻っていった。

「どうしたのかな？」

なんて思って待つこと10分。


拓「ごめん、待たせて。」

「ううん、大丈夫！」

拓「ありがと、なんか食ってくか？」

「そうだね！お腹空いた〜」


私たちは、フードコートで食事を済ませ
帰ることにした。






家の前に着いた。

「タクヤ、今日は、本当にありがとう！」

拓「いいよ、俺もいいもの買えたし。」

「え？」

拓「なんでもねーよ。また明日な。」

「うん！また明日！」


と言って家に入ろうとしたら…


拓「あ、待って。」

「ん？？」

拓「これ。」



小さい袋に入ったものを渡された。

「なにこれ？」

拓「家帰ったら、あけて。じゃーな。」

「あ、うん、バイバイ」

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