学園アリス (ページ8)

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8話ページ8

次の日

「おはよう、流架」

「おはよう。棗は一緒じゃないの？」

「うん。鳴海先生探しにいっちゃった」

「棗もまだ完全に体調回復したわけじゃないのに...」

「気が済んだら返ってくるよ」

その時、外から大きな爆発音がした。

「棗...」

遠くからサイレンのような音が聞こえる。

アイツだ・・・

「流架、私、棗のところいってくる」

「あ、僕も行くよ！」

「棗...！」

物陰に身を隠すように座り込む棗は、辛そうに肩で息をしていた。

「棗、大丈夫？」

「あぁ...っ...ここを離れるぞ」

「待て棗、A。」

「ペルソナ...」

「なんだ、体調がすぐれないみたいだな。仕方ない、Aお前が来い」

「クソっ...！流架！！Aを連れて戻れ！早く！！」

流架に腕を引っ張られ、私は対抗できず引っ張られていった。

「ふんっ...棗、お前の体力も無限じゃない。今どんなにAを庇おうが、いつかはAをメインで駆り出すことになるんだ。忘れるなよ」

「Aを巻き込むなっ！！」

「・・・まだそんな元気があったか。

これをつけて、さっさと戻れ。

任務までには体調を整えておけ」