学園アリス (ページ42)

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42話ページ42

「梅ノ宮さん、手伝いって・・」

「私ね、私のアリスを使ったお店を開きたかったの！」

「梅ノ宮さんのアリスって確か..」

「料理すると、不思議なものが作れちゃうの！」

「なるほどね。それで私には何をさせるの？」

「そんな言い方しないで、これ、着てほしくって！」

梅ノ宮さんが広げた衣装は、ふわっと広がるエプロン付きのワンピースだった。

「かわいい..」

「でしょでしょ！！Aちゃんなら絶対似合うと思って！」

「でもなんで私が？」

「だってほら・・能力別で出し物するって言っても、その規模感は色々じゃない？初等部の私なんかが小さいお店を出したって、誰もきてくれないと思うの。

だから、Aちゃんには看板娘をしてもらいたくて！！

去年の学園祭も、参加してみたいって言ってたじゃない？」

「そうだけど・・・」

「Aちゃんはなんでもできちゃうし、かわいいお料理もお願いしたいなぁって！」

「料理・・」

「どう？いいでしょ？？」

「...うん、わかった」

「ありがとう！！」

ちょっとだけ・・楽しみかも・・・知れない