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38話 ページ38

「A、任務だ」



「ペルソナ...」






突然部屋に現れたのは不幸の元凶だった。






「おい、Aをこの状態でいかせる気か!!」



「まさか。こちらにも手立てはある。

行くぞ」



「待て、俺が代わりに行く」



「棗っ...!」



「いいのか?Aは棗のことを思って身代わりになろうとしているのに、その思いを踏み躙って」



「A、俺を本当に思ってくれているなら、もっと俺を頼ってくれ。信用してくれ」



「っ...」



「約束、しただろ?」





ベットに腰掛けていた棗は、私の頭を撫でて、ペルソナの元へ向かった。





「必ず帰る」







そう言い残して棗は部屋を出て行った。

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作者名:ゆら | 作成日時:2023年9月20日 0時

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