学園アリス (ページ32)

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32話ページ32

やばい...かも...

次の日。

体が鉛のように重たい。

結局任務の後、動けなくなってしまい、乱雑に部屋に戻されたのだった。

「昨日は使いすぎたな・・」

目にみえる怪我こそしていないものの、このままでは明らかに不審がられてしまう

「仕方ない..なるべく普通のフリしていかなきゃ..」

動かすたびに痛むあちこちを無理やり動かし、なんとか制服に手を通した。

「あ、Aちゃん！おはよう！」

「おはよう佐倉さん」

よし。いける。

ゆっくりと棗の隣へ向かった。

「棗、おはよう」

「はよ。お前..」

「(ば、バレた...!?)何？」

「・・なんでもない。朝食食べてないみたいだったから。

これ食えよ」

「あ、ありがとう..」

これはバレてるのか・・・？いや、棗はこういう時はストレートに行ってくるはず...

私はおとなしく棗がくれたお菓子を頬張った。