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17話 ページ17
「んっ...ふぁあぁ..」
「でけぇあくび」
「な、なな棗！！！もう！勝手に部屋入らないでよ！」
目が覚めると、私のベットには棗が腰掛けていた。
「開けとくからだろ。無防備なお前が悪い」
ぐッと棗が顔を近づけてくる。
まだベットに寝たままの私には逃げ場がなく、棗に掴まれた手首もびくとも動かせなかった。
「ま、待って待ってストップ！！！」
「無理」
「お、お願い！せめて歯磨きさせて！！」
「は？なんだよ今更。
大丈夫だって」
「ストップストップ！！」
咄嗟に念力のアリスで棗をベットから落としてしまった。
「ごめん棗...咄嗟に...」
「ったく...早く支度しろ」
ありゃりゃ...ご機嫌斜めにしちゃった...
さっさと用意してご機嫌取らなきゃ
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作者名：ゆら | 作成日時：2023年9月20日 0時
