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14話 ページ14
ドッジボール当日。
なぜか流架があちら側にいる。
きっと今井さんあたりにうまく丸め込まれたんだろう。
「棗、いつも以上にイライラしてる...」
『よーい、スタート！』
元気な子掛け声で始まったドッジボール大会は日が暮れるまで続いた。
棗、すごく一生懸命だ。
佐倉さん達と同じように、すごく、すごく夢中になってる。
「こんな棗、久しぶりに見た...」
「俺もだよ、A」
「流架、
...そうだね。佐倉さんって、すごいよね」
「A？」
「ごめん流架。私ちょっと肌寒くなってきちゃったから部屋戻ってる！
じゃあね！」
「あ、ちょっとA！」
「棗には体調悪いから会えないって言っといて！明日必ず学校行くから！じゃあね！」
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作者名：ゆら | 作成日時：2023年9月20日 0時
