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「森田さん、お昼外なら一緒行かない?」
ある日、急に誘われた。
うちの会社は男女でフランクに話すし、昼休憩を同僚と食べに行く人も多いから別に変な話ではないけれど。
「いいですけど…私と同じ時間って今日お昼早くないですか?一緒にお昼取って売り場大丈夫ですか?」
「うん。今日スタッフ多いから。
遅番の子、まだ接客してるし。俺がさっさと行ってその子にお昼回そうかなって」
「たしかに今日人充実してますよね。何食べます?」
「近くにかわいい洋食屋さんがあるの知ってる?
そこ行ってみたいんだよね」
「わかりました」
中島主任は私の働く売り場の責任者。
この春別の店から異動してきた。
めちゃめちゃやり手で、中島主任が担当する店舗は売り上げの伸長が半端ないんだと、異動してくる前に噂で聞いた。
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「本日よりこちらの店舗の1階の責任者になります、中島健人です。よろしくお願いします。」
背筋を伸ばし上品に微笑む。
レディースからメンズまで取扱のあるアパレルブランドの販売員として私は働いている。
私の職場はその本店だ。
1階レディース、2階レディースフォーマル、3階メンズ、と3フロアに渡りそれぞれの洋服を取り扱っている。
私の配属フロアは1階のレディース。
1フロア4人前後の販売員が配属されている。
都心含む全国主要都市に支店があり、ここ本店は3フロアあるビルだけど、本店以外は平家のショップかテナント。
中島主任は大阪店から異動してきて、1階のレディースに配属された。
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にこ(プロフ) - こたさん» コメントありがとうございます!今回は内容的に心配要素が多いので、応援の言葉が沁みます😭ありがとうございます。引き続き楽しんでもらえるよう頑張りますので、よろしくお願いします! (2022年6月20日 12時) (レス) id: 719bc577fe (このIDを非表示/違反報告)
こた(プロフ) - はじめまして!にこさんの描くお話がすごく好きです🙇♀️陰ながら応援してます!更新楽しみにしてます💙 (2022年6月19日 22時) (レス) id: 3b0c2534bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にこ | 作成日時:2022年5月29日 21時