私は信じてる

第27話 ページ35

貴方「あの〜…治さん？」

治「本当に、あんたが…Aが…侑を意図的に怪我…させたん？」

貴方「そんなわけないじゃん…侑を意図的怪我させるなんてこと…絶対にしない…」

治「ふふっ…」

貴方「ん？」

治「やっぱり…嘘やんな」

貴方「はい？」

治「知っとったけど…聞いてみたんやw」

貴方「え？…び、びっくりした…疑ってるのかと…」

治「んなわけないやん…俺、これでも侑の片割れやで？」

貴方「そ、そうだよね！…」

治「まぁ、謎が解けて良かったわ」

貴方「…じゃあ…私は…」

治「何かあったら…言ってや…俺も侑も…協力するやし…」

貴方「ありがとうっ…治くん！」

治「…うん…」

貴方「じゃあ、また後で！」

治「また…後で…」

貴方「ふぁぁ…お兄ちゃんが来て…気持ちが緩んだかな…」

ドンッ…と…誰かとぶつかった

貴方「わぁ？！」

今日はやけに人と会うな…

？「あ、ごめ…って…A…」

貴方「っ？！…」

な、なんでこんなところに…及川さんが…

貴方「どうしたんですか？練習終わったんですか？」

及川「別に」

貴方「そうですか、では…」

及川「待ちなよ」

貴方「えっ？」

腕を掴まれた

ちょっと痛い…

及川「お前さ…愛羅ちゃんにあんな事しておいて、謝罪とかないわけ？」

貴方「何故、私が謝らなきゃならないんですか？意味不明です」

及川「はぁ？…」

？「おい、及川、なにしてる」

及川「い、岩…ちゃん…」

岩泉「なぁ、Aもう…出ていってくんねぇか」

貴方「え？」

少しだけ…傷ついた心にはさらにナイフで追い打ちをかけられた気がした…

だが、私からすれば…有難い言葉だ…この話が膨らめば…私は…私は…引越しできるのだから…ここから…離れることが出来るのだから…

岩泉「もう、うんざりなんだわ…お前に…早く出てってくんね？」

貴方「其のつもりでしたよ…言って下さりありがとうございます。これで、自分から言わなくて済みましたよ」

岩泉「は？」

及川「どういう意味だよ」

貴方「知らない方がいいんじゃないですか？じゃ、」

及川「お、おい！ま、待てよ！」

？「あのぉ…Aせんぱぁい…及川さん達を困らせないでくださいよぉ…」

うわ…うっわ！…最悪な奴来た…

貴方「何の用ですか？」

及川「あ、愛羅ちゃん？…いいんだよ？此奴の事なんかほっといて」

神崎「で、でもぉ…困らせてるじゃないですかぁ…」

……
困らせてんのは及川じゃなくて…私だよ？

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