私は信じてる

第22話 ページ26

及川「そう、それ程俺達は信用されてなかったって事だね」

貴方「そういう訳では…」

及川「まぁ、いいや…じゃぁ、俺戻るね」

貴方「…」

侑「待ちなや…」

貴方「あ、侑くん？」

侑「アンタ今、信用されてなかったって言うたよな？ 」

及川「そうだけど？…それがなに」

侑「信用されるような事しなかったからやないの」

及川「は？」

侑「もう一度言うで アンタが…信用されるような事せんかったって、言うてんねん」

及川「…」

貴方「あ、侑くん、そ、その位でっ、」

及川「…もういい じゃ、」

貴方「……」

侑「なんか、ごめんな？…空気重くしてしもうて…」

貴方「大丈夫だよ 私の方こそあんな話しちゃって…」

侑「ええねん、さっきも言うたやん…吐き出した方がええって…溜め込むより…ええって…」

貴方「…うん…」

コンコン

貴方「？！！」ビクッ)

侑「誰や？」

？「俺や俺…」

侑「オレオレ詐欺は間に合ってるんやけど」

治「オレオレ詐欺ちゃうわ！俺や、治やおーさーむ」

侑「サムか、ええで、入っておいで」

治「…あんたもおるんか…A…」

侑「…サム…」

治「なんで、ツムは此奴の味方なん？悪いのは此奴やん」

侑「違うでサム…悪いのは神谷や…Aやない…気づいてや…サム……っ」

治「…今は無理や…すまん…また後でな」

ガチャ…

侑「…」バタン)

貴方「やっぱり…嫌われてるみたいだね…」

侑「大丈夫や！俺に任せとき！」

貴方「侑くん…」

そう言ってるけど…本当に侑くんはそれでいいの？

本当は嫌なんじゃないの？

私の見方…

どうなの？

ねぇ…

私は貴方の考えが…分かりません

何か企んでいるんじゃないんですか？

本当は、何か仕組んでるんじゃないんですか？

私は…どうしたらいいんですか？

……

みんなの所へ…行かないと…

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侑side

サムはあんな事言ってるけど内心はそうじゃない事は分かっとるんやで？

本当はAの事が好きなんやろ？

…サム、お前は照れ隠しが異常に可笑しいねん

好きな相手を傷つける照れ隠しなんて要らんねん

なぁ、せやろ？サム…

自分の気持ちに素直になりなはれや…

本当は…




大好きなんだってことを…

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