歌い手の僕と男性声優【男主】

29話(非公開にしてました) ページ33

賢章「Repeat after me 賢章、はいっ」



『ぇ、け、賢章さん..？え？』


朝
ご飯を食べようとリビングに行って
朝食を作っている下野さんと小野さんを手伝いに行ったら
第1声がこれ



下「こら、賢章くん。そういうのは後にして！」


ベシッと、肩をチョップされながらも
だって...と続ける小野さん



まって、本当になんなんだろうか
いつもの事ながら、突然のことに理解できずとりあえずお箸やらコップやらを準備していった



『どうかしたんですか？小野さん』


後から、壮馬さんも加わり
4人で朝食を取りながらさっきの疑問を小野さんにぶつける


賢章「そう、それ。俺の呼び方！」


『呼び方ですか？』


賢章「界人くんしかり、壮馬くんしかり名前呼びじゃん」


....失礼を承知で言います
可愛すぎません？
もう一回言います、可愛すぎません？


こっそり、ニヤリとする壮馬さんに
気付いた下野さんも


下「俺のこともさ名前で呼んでよ」



『分かりました、賢章さん、紘さん』


なんて恐れ多いことなんだろう
まじまじとお2人が見てくるものだから
自分で分かりました、なんて言っておいて
すっごい恥ずかしくなってきた


斉「Aくん、僕の名前は？」


『壮馬さんです..』


下「あ、今絶対言わせたかっただけだな！」


どこぞのハーレムですか
と、言わんばかりの構成に
嬉しさもある反面、恥ずかしさもまたあって



それを隠すためにご飯を口に運んでいく



賢章「A、俺もそう呼ぶからさ」



僕にしか聞こえない声でそう言われ
もう、ノックアウト状態



でも、ちょっぴり小野さん..
.じゃなかった、賢章さんと近づけた気がして
心が踊っているのは秘密

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