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始まりのお話 ページ1

僕らは、高校生だった。

高校生で、僕は図書委員。

彼女は、常連の一人。

それだけだった。

「えっと、475はここっと、よし。
今日は終わり、かな?」

戻ろうとすると、後ろからすごい音がした。

バサバサバサバサ

「な、なんだ?」

その場所に向かうと、

彼女はいた。

「だ、大丈夫ですか?」

やっぱり、顔が見えない。

「えへへ、大丈夫だよ。ごめんね、図書委員くん。
あれ?君」

「?」

「あー、隣のクラスの人だ!」

一人でテンションを上げて、
隣のクラスの人だーっと言い続ける。

「僕には、ちゃんと名前が!「分かってるって」
だったら、なんで」

自分まで声が大きくなってしまった。
最後の方に連れ、小さくなって行った言葉は
聞こえているかわからない。

「君も、見えないんでしょ?“顔”」

「は、」

彼女になぜ、バレたのだろう。

*→



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作者名:フシタズカ | 作成日時:2020年7月11日 5時

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