第２話 緊急シュミレーション ページ4
「僕は未来。赤月未来」
「そうかい、赤月クン。」
リアさんは立ち上がりながら微笑み、そう答えた。
「リアさん、ごめんなさい。僕急いでるんです。だから・・・」
僕は俯いて、ユキの事を思い浮かべてみる。
「ん？」
僕はひと呼吸置いて言ってみる
「この「木」から下ろしてくださいよぉぉお！！・゜・(ノД`)・゜・」←
「あっ」
多分この時の僕は、怯えていたと思う。
「おーいリアぁー！そこでなにしてるのー！」
突然聞こえた声に驚き、バランスを崩す
リアさんはすかさず僕を支えてくれて、地面に落ちることはなかった。
下の方からは「うわわ！？」と、焦った声が聞こえていた。
今日の僕は隙だらけか。
「ごめんね。赤月クンがかわいそうで・・・追いが来てたし・・・」
僕にはよく分からないが、多分追いは僕を狙っていたのだろうか・・・？
いや、僕はああいう人は知らんぞ
「リア、早く降りてきなよ」
「今行くよ。赤月クン、このまま降りるよ」
「えっ・・・ちょ待っｔ」
僕は半分、お姫様だっこ的な体勢でリアさんに抱えられていた。
リアは僕を抱え直し、木の下へふわりと、衝撃を少なくして降りてくれた。
「大丈夫？」
リアさんは顔を覗き込みながら呟く。
「大丈夫でｓ・・・」
いや待て。なんかおかしい。
あんな巨大樹から飛び降り、平然としている。
普通人間ならそんな事は出来ないはず。
しかも、こんな外見の彼が・・・？
僕がしばらく固まっていると、リアさんはおどおどしだす。
それを見計らったのか、さっきの下からきこえた声の主が僕に喋りかける。
「ごめんね〜驚いたでしょ。リアは人間より並外れた体力があるんだ。」
(驚いたどころか固まっているんですが。)
「へ〜そうなんですか〜。納得納得。」
なんてできるやつ手を挙げてみろ。
「アニメの見すぎだバッキャヤロー」って言われるぞ←
僕は我に返り、声がした方に向いてみる。
木の上にいたときは支えられていた状態で見えなかったが、
メガネで白衣を着た、いかにも何かを研究している人の様な、女の人がいた。
「あ、あの！ユキって人を知ってますか？」
僕はユキの事を思い出し、いきなりその質問を繰り出してみる。
「ユキ・・・？」
「その人の所に行かなくちゃならないんです！」
ユキが「緊急」の文字を使う場合は僕にとっても緊急な時もあったので、僕は心配で焦っていた
「ユキ・・・知ってる」
口を開いたのはリアだった。
続く
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ski - やた目さん» コラボ作品いつつくるん？？？ やた目&u.s&とわんさん&私&You? (2016年4月4日 11時) (
レス) id: d2cab80e8f (このIDを非表示/違反報告)
やた目 - いろいろ見てます。 (2015年11月28日 15時) (レス) id: 6f0c3109d1 (このIDを非表示/違反報告)
ski - 正解は、オタメガネでしたー (2015年8月9日 9時) (レス) id: 89063f7cbe (このIDを非表示/違反報告)
ski - 隣に誰がいるでしょう？ (2015年8月9日 9時) (レス) id: 89063f7cbe (このIDを非表示/違反報告)
未来蛇猫 - たこやんさん» レス遅れました;コメありがとうございます！たこやんsの作品面白いです(^∀^) (2015年4月21日 22時) (レス) id: 1cb9f254d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：未来蛇猫 セアル教授 | 作成日時：2014年6月28日 22時
