後日談***�� ページ26
後日談パート��
〜たまには私だって降谷さんにギャフンと言わせたい〜
カタ、カタ、、カタ、と不規則にフリックを叩く音が暗い部屋に響く。
一瞬音が止まったかと思えば次の瞬間エンターキーを押したであろう音が。
「フッ、、、、、フフッ、、」
不気味に笑う女はデスクトップの電源を落とし暗い廊下へと消えて行った。
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1週間前
「あ”ーー全然終わんない、し、しぬ、、」
数日前、大きな麻薬取引の現場を抑えた公安警察、通称ゼロ。
かつてない程の規模での麻薬の取引を未然に防ぐことができた公安警察は、日本政府から大きな信頼を勝ち得ることができた。
それにより公安警察の上層部はうはうはなのである。
そう、上層部は。
現場に出て動き回るような私たちの仕事はまだまだ終わらない。
溜まりに溜まった報告書及び違法捜査の後処理を行わなければならない。
内容が内容なだけにこの件に深く関わった者のみ内密で処理しなければならないため、報告書の量と人数とで割合がおかしいのである。
「お前、何徹目、、？」
死んだ目を向けてくる同僚を私も同じく死んだ目で返す。
「3かな、あ、まって外明るくなってきた、てことは4？はは、ははは」
何も面白くないのに極限状態に陥った私の脳が声帯に乾いた笑い声を送った。
「相当キテるとこ悪いが、今日の午後降谷さんが来るらしいからまともに喋る自信ないならちょっと寝とけ」
数時間前に仮眠をとったらしい別の同僚が比較的生きた目を向けて来る。
「そう、しようかな、、」
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「「「降谷さん、お疲れ様です！」」」
降谷さんの登庁に合わせていつもよりも身だしなみを整え挨拶をする。
「ご苦労、報告書の進捗は？」
「七割、といったところですかね。外務省に直接確認待ちをしているもの以外は今仕上げているもので最後です。降谷さんのサインが必要な書類はここにまとめてあります」
「ふむ、いいペースだ。食事、睡眠を怠っているものはいないか？」
「以前よりはかなり改善されたかと」
「なら良い。各自続けてくれ」
私の仕上げなければいけない書類も後はこれで終わり！降谷さんに提出してオッケーもらったら帰れる、、！！
よし、と気を引き締めて取り掛かろうとしたところで後ろから両肩に手を置かれた。
「ひあっ」
「随分凝っているな」
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Taniokapi(プロフ) - めっちゃ良かったです！降谷さん好きにはたまりませんね(笑)素敵な小説をありがとうございます！ (2021年8月17日 19時) (
レス) id: f9db5fc732 (このIDを非表示/違反報告)
未桜(プロフ) - ストーリーがとても好きで一気読みしてしまいましたw折角の面白い小説だと思ったので一つ指摘させてください！12話の絶対零度から氷点下に気温が下がった表現ですが、絶対零度は最低温度の−273度なので逆でないと気温が上がっていると思います…細かくてすみません！ (2018年11月16日 22時) (レス) id: 5126538094 (このIDを非表示/違反報告)
響(プロフ) - 後日談が好きすぎてニヤケが止まらずスマホ片手にニヤけてるとても変人になってます…← ふみさんの作品大好きです！ (2018年9月13日 18時) (レス) id: 229194c5dd (このIDを非表示/違反報告)
Maho(プロフ) - こんばんはー、はじめましてまだ途中ですがとっても面白く、ニヤニヤしながら読んでました！ (2018年9月11日 21時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
結愛(プロフ) - 夢主ちゃんの怒り方が可愛い...(昇天) (2018年9月2日 9時) (レス) id: 4e4bc357c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふみ | 作成日時：2018年6月13日 22時
