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それから＿＿＿
こうなった経緯を説明されて、
想像していたよりも恐怖心が湧いていた私を
心配そうに大ちゃんは見つめていた。
誰かも分からない人、というのが更に怖くて、
そんな人から私を守る為の行動だったことにも
何でか涙が出そうになった。
だって、きっと。
大ちゃんだって怖かったはずだから＿＿＿
『 これが正解やったってずっと思っとったけど 』
「 うん、間違ってないよ 」
『 でも、ちゃんと言うべきやった。
Aちゃんとなら、もっとええ答え出せとったと思う 』
「 私はそんな賢くないよ 」
『 Aちゃんは賢いで、俺よりも。』
そっと握られた手はとてもあったかかった＿＿＿＿
『 一緒に居れる方法をさ、一緒に考えへん？ 』
「 うん、考える 」
『 よし、決まりな 』
大きく手を広げて、待ち構えている大ちゃん。
やっぱりまだ恥ずかしさは拭えないんだけど、
吸い込まれるようにその胸に飛び込めば、
ぎゅっと優しく包み込んでくれた＿＿＿
『 でもさ、 』
「 ん･･･？ 」
『 なんで、問い詰めへんかったん？ 』
「 ･･･それは、」
『 さすがAちゃんやなって思ったけど、』
「 ･･･嘘ついてるなって、思ったから･･･ 」
そこから素直に感じたことを伝えてみれば、
目を大きく開いた後、くしゃっと八重歯を見せて笑う
『 やっぱりAちゃんには敵わへんなぁ 』
「 そんなこと･･･ 」
『 信じとってくれて嬉しい 』
「 ・・・？ 」
『 そういう、ことやろ？ 』
＿＿＿うん、そうだね。
確かに不安にはなっていた日々だったけど、
どこかでずっと貴方のこと信じていたから
だから、諦めなかったのかもしれない＿＿＿＿＿
『 ･･･Aちゃん 』
「 ん･･･？ 」
『 もう絶対にこの手、離さへんから、覚悟しとって 』
「 覚悟ってなに。笑 」
『 ･･･何があっても、Aちゃんがいややって言っても
もう離されへんって意味。 』
「 わ〜〜怖いなぁ･･･笑 」
『 ･･･引き返すなら今やで？どうする？ 』
引き返す＿＿＿？
そんなの、私の選択肢にない。
「 ･･･覚悟はできてる 」
『 ええの？ 』
だから、私は今ここに居る＿＿＿＿＿
深く頷けば、
満足そうに笑う彼の姿があった。
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fumi(プロフ) - まっちゃさん» わぁ…ありがとうございます！嬉しいです🥺マイペース更新ですがよろしくお願いいたします☺️ (10月10日 2時) (
レス) id: f43f639b70 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃ - 最近Fumiさんの作品をめっちゃ見てます…！好きです…！これからも更新楽しみにしてます！（無理だけはなさらないでくださいね） (10月4日 22時) (レス) @page37 id: ab6afd240e (このIDを非表示/違反報告)
fumi(プロフ) - ごんさん» わっ、、、！「 力不足 」ですよね…！完全に打ち間違えてました、、！ご指摘ありがとうございます〜！！！訂正しましたっ！ (9月7日 16時) (レス) id: 82dc30ea09 (このIDを非表示/違反報告)
ごん(プロフ) - 「役不足」とは役目が実力不相応に軽いこと、与えられた役目に満足しないことという意味です。 (9月7日 9時) (レス) @page36 id: b783c3db3d (このIDを非表示/違反報告)
fumi(プロフ) - りあさん» 嬉しいですっっ🥺💞ありがとうございます〜〜！🫶🏻 (7月20日 23時) (レス) id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fumi
| 作成日時：2023年7月17日 22時
