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___ 貴方の秘密、全部知ってる
あるとき、一通の手紙が届いていた。
送り主の名前はなくて、
封を開ければ、ただ一言その言葉が書いてあって、
中には一枚の写真。
それは、Aちゃんが家に合鍵を使って
やってきているときの、
部屋に入る瞬間の写真やった＿＿＿
文章だけやったら、ただのいたずらやって
思えていたのかもしれへんけど、
そこに写っとるのは明らかに俺の大切な人で。
背筋が凍るってこういうこと言うんやな。
いつか、こういう日が来るのかもしれへん、
そんなこと想像できてへんかったわけじゃない。
でも、それでも、
少しでも一緒に居りたいって気持ちが
勝ってしまっていた自分を殴りたくもなった。
今更やけど・・・
『 ・・・俺から離れるかもしれへんって…
こういう、ことやったん…？ 』
あの日のAちゃんの言葉が耳にこだまする。
『 いやや…離れるなんて、考えられへんって… 』
誰に聞こえるわけでもないのに、
誰かに投げかけるみたいに「いや」という言葉を
繰り返し吐き出した。
「 大ちゃん…？どうか、した？ 」
あるとき、いつも通りにしとったはずやのに
察しのええAちゃんは何かを感じ取ったのか
そっと俺に近づいて顔色を伺った
『 ん？なんもあらへんよ？どうしたん？ 』
「 ……なんか、元気ないなぁって 」
ほら、こうやって。
いち早く俺の異変に気付く子やし、
隠し通すのやって時間の問題やってことも
ちゃんと分かっとる。
『 …最近、変わったこととかあらへん？ 』
「 最近…？仕事ってこと…？ 」
『 仕事でも、なんでも、 』
「 うーん…特には、？ 」
Aちゃんに何もあらへんなら、大丈夫。
だからってこのままにしておくわけにはいかへん
それやってちゃんと、分かって＿＿＿
「 ・・・！？ 」
『 Aちゃん・・・ 』
「 …やっぱり、大ちゃん変だよ 」
『 Aちゃんのこと、好きすぎて変なんやわ、 』
「 どういうことそれ笑 」
『 閉じ込めておきたい 』
「 わぁー…それはすごい発言だわ笑 」
くすくすと俺の腕の中で
肩を揺らして笑うAちゃん＿＿＿＿
『 どう…？俺に閉じ込められる？ 』
「 それは無理だよ笑 」
『 …せやんな、』
それが無理なら、やっぱり、
俺がやるべきことは１つしかないんやろうな＿＿＿
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fumi(プロフ) - まっちゃさん» わぁ…ありがとうございます！嬉しいです🥺マイペース更新ですがよろしくお願いいたします☺️ (10月10日 2時) (
レス) id: f43f639b70 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃ - 最近Fumiさんの作品をめっちゃ見てます…！好きです…！これからも更新楽しみにしてます！（無理だけはなさらないでくださいね） (10月4日 22時) (レス) @page37 id: ab6afd240e (このIDを非表示/違反報告)
fumi(プロフ) - ごんさん» わっ、、、！「 力不足 」ですよね…！完全に打ち間違えてました、、！ご指摘ありがとうございます〜！！！訂正しましたっ！ (9月7日 16時) (レス) id: 82dc30ea09 (このIDを非表示/違反報告)
ごん(プロフ) - 「役不足」とは役目が実力不相応に軽いこと、与えられた役目に満足しないことという意味です。 (9月7日 9時) (レス) @page36 id: b783c3db3d (このIDを非表示/違反報告)
fumi(プロフ) - りあさん» 嬉しいですっっ🥺💞ありがとうございます〜〜！🫶🏻 (7月20日 23時) (レス) id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fumi
| 作成日時：2023年7月17日 22時
