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『 …ずっと、傍に居ってな 』
離れていく唇さえ何だか名残り惜しくて、
じっと目で追ってしまえば、
それに気付いたみたいに優しい声が響く
「 うーん、それは約束できないかも。」
それは、とても嬉しい言葉だったけど、
私はまた、どうしてそんな返しなのって事を
呟いてしまって。
『 ？！なんでそんな事言うん？ 』
って、驚きと拗ねた表情をする彼がいる。
「 だって、
大ちゃんが離れってちゃうかもしれないでしょ 」
『 ……そんなん、想像できひん 』
「 数ヶ月前の私も、今の私を想像できなかったよ 」
『 …確かにな？何があるかなんてわからへんけどさ… 』
ぐっと引き寄せられた力は想像以上に力強くて。
少しだけびっくりもした。
『 Aちゃん居らへんの、もう考えられへん 』
だけどそれに反して
こうやってくれる溶けそうになる甘い言葉。
いつからだろう。
まっすぐな、飾りっ気のない直球の言葉が
嬉しくて堪らなくなったのは＿＿＿
「 …うん、私も。 」
『 ほんまに…？ 』
「 大ちゃんがカレー好きで良かったぁ 」
『 ふっ笑 なんやそれ 』
「 だって、それが無かったら＿＿＿ 」
私はきっと、“にしはただいご”って人のことさえ
知らないままだったかもしれないんだから。
『 Aちゃん、おいで 』
「 …今はむり 」
『 だーめ、今。 』
「 あと10分待って 」
『 そんな待てへん〜〜 』
「 じゃあ5分 」
『 いや〜〜 』
「 わがまま男子 」
『 "なにわ男子" 』
「 もう…笑 」
そして、そんな真っ直ぐの愛をくれる彼に
私はどんどん溶かされていって。
『 最近、Aちゃんデレ増えたよなぁ 』
「 …気のせいだよ、 」
『 気のせいちゃうよ 』
なんて、言われるようになった
冬の訪れるを感じるようになる季節＿＿＿
『 ･･･Aちゃんっ！！ただいまっ 』
気が付けばこの��鍵��をもらってから、
この場所に足を運ぶ回数も増えていた。
もう数えきれないほど来てるのに、
玄関からリビングまで足早にかけてくる人
「 おかえりっ 」
『 ただいまぁ 』
帰ってきて早々にぎゅっと
だいすきな人に包まれることが
こんなにも幸せで、
どうかずっと続いて欲しいって願う日々。
でも悲しいことに、
はじまりには必ず終わりがくるんだ＿＿＿＿
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fumi(プロフ) - まっちゃさん» わぁ…ありがとうございます！嬉しいです🥺マイペース更新ですがよろしくお願いいたします☺️ (10月10日 2時) (
レス) id: f43f639b70 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃ - 最近Fumiさんの作品をめっちゃ見てます…！好きです…！これからも更新楽しみにしてます！（無理だけはなさらないでくださいね） (10月4日 22時) (レス) @page37 id: ab6afd240e (このIDを非表示/違反報告)
fumi(プロフ) - ごんさん» わっ、、、！「 力不足 」ですよね…！完全に打ち間違えてました、、！ご指摘ありがとうございます〜！！！訂正しましたっ！ (9月7日 16時) (レス) id: 82dc30ea09 (このIDを非表示/違反報告)
ごん(プロフ) - 「役不足」とは役目が実力不相応に軽いこと、与えられた役目に満足しないことという意味です。 (9月7日 9時) (レス) @page36 id: b783c3db3d (このIDを非表示/違反報告)
fumi(プロフ) - りあさん» 嬉しいですっっ🥺💞ありがとうございます〜〜！🫶🏻 (7月20日 23時) (レス) id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fumi
| 作成日時：2023年7月17日 22時
