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『 あ〜カレー食べたいっ！ 』
「 だめって言われてるんでしょ 」
『 じゃあなんで俺の目の前で食べるん〜〜 』
「 賄いなんです、笑 」
『 拷問やん！！ 』
「 ほら、これあげるから 」
『 いやや〜〜カレー食べたい〜〜 』
結局私が食べている間、ずっと至近距離で見つめてきて
耐えかねた私が１口あげてしまった、っていうオチ。
『 んま〜〜〜！！ 』
「 もう、、怒られても知らないんだからね 」
『 Aちゃん一緒に怒られてくれる？ 』
「 いや。笑 」
テレビではあんなにキラキラアイドルしてるくせに、
オフは本当にただのわがままの甘えた男子。
ずっとって訳ではもちろんないけど
殆どこんな感じだから、どこかお世話してるみたいな
そんな感覚にもなる＿＿＿＿
『 Aちゃんはさ、やりたいこととかあらへんの 』
「 え…？ 」
『 前はちゃう仕事しとったんやろ？ 』
「 あー…うん、まあ、」
ある時、何の気なしに始まった真面目な会話。
分かってはいる、ずっと配達員でいるわけにはいかない。
体調も落ち着いてきているし
新しく何か探し出さないといけないって。
でも、踏み出す勇気がない自分がいた。
きっとそれを、見破られていたんだと思う。
『 何が好き？ 』
「 物をね、創り出すことが好きなの 」
『 めっちゃええやん、どんな？ 』
「 なんでも、服もアクセサリーも雑貨も 」
『 デザイナーさんなん？ 』
「 ううん、そんな大それたものじゃなくてね 」
私がしていたのは指示された企画書を
ただ黙々とつくっていくロボットみたいな仕事。
理想とはかけ離れた、機械みたいな。
本当はもっと、自分の創造したものを提案したかったし
世に出していきたかったのに。
なんか、懐かしいこと、思い出したな。
それに懐かしいなんて思える気持ちの変化にも
驚いていた。
嫌な思い出でしかなかったはずなのに＿＿＿
『 Aちゃんが創ったもの見てみたいわ 』
「 ええ〜笑 自信ないよ 」
『 …でも、目がキラキラしとるやん 』
「 え？ 」
『 今、創造してるんやろ、こんなのがええなぁとか 』
「 大ちゃんって超能力者？ 」
『 Aちゃんのことだけな？ずっと考えとるから、 』
「 ・・・ 」
『 やりたいことやり？応援しとるよ 』
そっと頬に添えられた手があたたかくて、
ちょっと、いやだいぶ、泣きそうな夜だった＿＿＿
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fumi(プロフ) - まっちゃさん» わぁ…ありがとうございます！嬉しいです🥺マイペース更新ですがよろしくお願いいたします☺️ (10月10日 2時) (
レス) id: f43f639b70 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃ - 最近Fumiさんの作品をめっちゃ見てます…！好きです…！これからも更新楽しみにしてます！（無理だけはなさらないでくださいね） (10月4日 22時) (レス) @page37 id: ab6afd240e (このIDを非表示/違反報告)
fumi(プロフ) - ごんさん» わっ、、、！「 力不足 」ですよね…！完全に打ち間違えてました、、！ご指摘ありがとうございます〜！！！訂正しましたっ！ (9月7日 16時) (レス) id: 82dc30ea09 (このIDを非表示/違反報告)
ごん(プロフ) - 「役不足」とは役目が実力不相応に軽いこと、与えられた役目に満足しないことという意味です。 (9月7日 9時) (レス) @page36 id: b783c3db3d (このIDを非表示/違反報告)
fumi(プロフ) - りあさん» 嬉しいですっっ🥺💞ありがとうございます〜〜！🫶🏻 (7月20日 23時) (レス) id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fumi
| 作成日時：2023年7月17日 22時
