■ 難しいこと言わんで（ saturday ） ページ22
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＿「 恭平くん、これ教えて欲しい 」
『 この前それ教えたやん 』
＿ 「 ちょっと間空いちゃったからもう１回！ 」
『 はぁ〜もうこれ最後やで？ 』
私はジムでインストラクターをしていた
まあ、世間一般でいう“イケメン”な彼と出会って、
色んなことがあったわけだけど、
結局今はお付き合いをしているわけなのですが…。
「 ・・・・ 」
ジムに顔を出せばお決まりの光景。
こんなの今に始まったことじゃないのだけれど、
何だろう、最近は少しもやもやする＿＿＿＿
猫なで声の女の子は、明らかに彼に好意があるのは
誰が見てもわかるほどで、
そんな彼女を邪険に出来ないのは仕事だから当たり前。
なんていう不可抗力…
仕方がないとわかっても、
視界に入るとため息が出るし、会話もあまり
耳にはいれたくなくて。
ジムの扉を開く前からイヤホンをするようになった。
「 ( さっさと済ませて帰ろう ) 」
むしろ黙々と取り組めていいじゃないか。
そんな風に考えてみれば、
まあ少しだけ、気持ちも紛らわすことが出来た。
『 A？ おーい、Aってば、 』
「 ・・・・・・ 」
『 なん、イヤホンしてん、おーい！ 』
「 ……？！！ き、恭平・・・ 」
どうやら今日はファンの子に掴まってないらしい。
なーんもわかってなさそうな顔して
私の目の前でにこにこ笑っている＿＿＿
『 最近いつの間にか帰ってるんやもん 』
「 忙しいでしょ、仕事なんだから 」
『 別に声かけてくれてもええやん 』
「 むりむり、怖いもん 」
『 …？別に怖わないやろ、何が怖いん？ 』
あー本当に何もわかってないんだなぁ〜。
なんて、ま、無理もないか。
恭平、だもんなぁ。
「 なんでもないよ、ほら仕事仕事 」
『 手空いてるから一緒に走ろうや〜 』
そういって何の躊躇もなく、
私の手を引いてマシーンの方まで誘導していく
「 ！？？ 」
『 ？？何？そんな驚いてどうしたん 』
「 いや、手、手、 」
『 手？いつも繋いでるやん 』
「 …っ、まぁ、そう、だけど 」
恋人になる前に、余裕がなさそうで、
いつもどこか探る様子だった恭平はもういない。
本当はまだもやもやしてるのに、
この日はそんな彼の姿にもういいや、なんて
思ってしまったんだ＿＿＿
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fumi(プロフ) - あやさん» 見返しに来てくださってるだなんて嬉しいです…🥹♡ありがとうございます…！🫶🏻 (11月9日 1時) (
レス) id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
あや - 久しぶりに読み返しにきたら月曜日が更新されていてびっくりしました！火曜日が1番好きですがどの曜日も面白く惹きつけられます。また読みにきたいと思います！ (11月8日 23時) (レス) id: be2d0450e5 (このIDを非表示/違反報告)
fumi(プロフ) - あおさん» わぁ〜〜初めまして…！暫く更新止まっておりすみません(;_;)そしてありがとうございます…！見返して頂けてるなんて嬉しいです🥺💞本当かさにありがとうございます🫶🏻 (9月29日 0時) (レス) id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - 初めまして。このお話大好きで更新待ってました！全曜日どのお話も好きで曜日ごとに読み返すのも楽しいです。特に火金日推しなので、りゅちぇの続き楽しみにしてます♡ (9月23日 19時) (レス) id: a2a5a0780e (このIDを非表示/違反報告)
fumi(プロフ) - 胡桃さん» とんでもないです！コメントありがとうございます🙇🏻♀️私自身も違反通告いたしましたので、していただいて構いません！宜しくお願いいたします🥺 (7月2日 16時) (レス) id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fumi
| 作成日時：2023年6月3日 22時
