■ ひとりよがり（ friday ） ページ17
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幼馴染という、呪いが解けて
恋人になった私たち＿＿＿＿＿
でも、幼馴染であるという事実が
変わることはないわけで。
その長かった、というか
長いと感じていたのは謙杜なんだと思うけど、
その期間を過ごしてきてしまったからこそ
問題がないわけではなかった。
『 Aちゃんっ、なんしてんの 』
「 本読んでるの。 」
『 どっか行かへんの？休みやで？ 』
「 お休みだから本読みたいの〜〜 」
『 それじゃあ一緒にできひんやん、 』
「 謙杜も何か読んだら？ほら、隣おいで 」
『 ・・・また弟扱いしてるやろ 』
「 してないって笑 」
『 面倒くさいな〜〜って思ってんやろっ 』
「 思ってないって笑 」
＿＿＿＿そう。
私はある一定の時期から謙杜の愛情表現を
うまくかわす事に慣れてしまっていた。
それは恋人になるずっと前からのこと。
好意を知って気まずくなってしまった時期を越して
その後からはいかにスルーするか。
みたいな感じになってしまっていた。
別にスルーしたくてしてたわけじゃないけど、なんとなく
期待を持たせたらいけないって、
どこかで壁を作ろうとしていたんだと思う。
「 ・・・っ？！！ 」
『 おしまい 』
「 ちょっと謙杜どい…『 やだ 』
いつの間にか天井を仰いで、
視界は小説の文字並びじゃなく、謙杜の顔でいっぱいになる
『 すぐ顔赤なるくせに 』
「 やめてってば、 」
『 やめてって顔やないやん 』
「 ねえ、怒るよ 」
『 Aちゃん怒っても怖ないもん 』
「 も〜〜！ 」
でも謙杜だって負けていない。
私の素直じゃないところを打ち破ってくる。
そこまでしてくれるから、
ようやく私は折れられる、ってわけで。
まあこれって世に言うツンデレってやつなのかな＿＿
そんな謙杜に私はきっと甘えていて。
内側でどんなことを本当は思っていたかなんて
知る由もなくて。
そのまま、こんな関係性は続いていた。
・
・
・
『 ＿＿＿＿＿欲張り、なんかな、
一緒に居れるだけ奇跡みたいなもんやし… 』
『 Aちゃんってホンマに俺のこと好きなんやろか、 』
『 あかんわ、自信なくなってきたわ、』
Aちゃんと付き合う少し前は
大丈夫、ちゃんと俺のこと見てくれとるって
確信しとったんやけどな＿＿＿＿
どうしたんやろ…
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fumi(プロフ) - あやさん» 見返しに来てくださってるだなんて嬉しいです…🥹♡ありがとうございます…！🫶🏻 (11月9日 1時) (
レス) id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
あや - 久しぶりに読み返しにきたら月曜日が更新されていてびっくりしました！火曜日が1番好きですがどの曜日も面白く惹きつけられます。また読みにきたいと思います！ (11月8日 23時) (レス) id: be2d0450e5 (このIDを非表示/違反報告)
fumi(プロフ) - あおさん» わぁ〜〜初めまして…！暫く更新止まっておりすみません(;_;)そしてありがとうございます…！見返して頂けてるなんて嬉しいです🥺💞本当かさにありがとうございます🫶🏻 (9月29日 0時) (レス) id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - 初めまして。このお話大好きで更新待ってました！全曜日どのお話も好きで曜日ごとに読み返すのも楽しいです。特に火金日推しなので、りゅちぇの続き楽しみにしてます♡ (9月23日 19時) (レス) id: a2a5a0780e (このIDを非表示/違反報告)
fumi(プロフ) - 胡桃さん» とんでもないです！コメントありがとうございます🙇🏻♀️私自身も違反通告いたしましたので、していただいて構いません！宜しくお願いいたします🥺 (7月2日 16時) (レス) id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fumi
| 作成日時：2023年6月3日 22時
