■ friday ページ12
.
「 ・・・ 」
『 ・・・ 』
何でこんな重たい空気かと言えば、
そりゃ、この前のことがあって、
未だにその事を納得してないから、な訳で…
「 本当に偶然なんだよ？ 」
『 …もう分かったからええって 』
「 分かったって言うならその感じやめてよ 」
『 ･･･無理やろ、だってみっちーやで？ 』
「 どうして、？ 」
髪を掻き乱す謙杜は、
ちらっとこっちを見たかと思えば
すぐに視線を逸らした＿＿
『 みっちー言うとった、最近ええなって
思う人がおるんやって、 』
「 ･･･えっ？ 」
『 でも年上やから、
俺なんか相手にされてへんかもやけど、って 』
「 ･･････ 」
『 それがAちゃんやったってことやんな、 』
「 年上、なんていくらでもいるんじゃ＿＿ 」
『 おらへんよ、おらへん… 』
いつもガヤガヤうるさい謙杜が、
どんどん声のトーンが落ちていって、
それは心配になるレベルで。
私のベッドに腰掛けてる謙杜はそのまま
近くの壁にもたれかかった。
『 Aちゃんから見たら、俺は
子どもやからアカンのかなってずっと思っとった 』
「 ･･････ 」
『 ガキやから相手にしてもらえへんのやって…
やから、はよ大人になりたい、って、 』
「 謙杜は…ガキなんかじゃ、ないよ？ 」
『 ･･････ じゃあ、俺は何でアカンの…っ 』
「 謙杜…？ 」
『 みっちーは良くて、俺はアカンって、さ…
そりゃみっちーみたいにイケメンやないし、
背も高ないし、スタイルやって… ？！ 』
そんな弱気なとこ、聞きたくない＿＿＿
咄嗟に身体が動いた私は、
謙杜の隣に腰を下ろして、すぐさま彼の口を覆った
「 それ、もうおしまい。 」
『 ･･････ 』
「 私の…一番の、自慢の幼馴染、
悪く言うのは絶対許さない、よ。 」
『 ･･････ なん、それ 』
謙杜の口元から手を離せば、
何とも言えない表情でゆっくり口を開いた
「 これでも、私。
ずっと周りから羨ましがられてきてたんだよ
彼氏？って言われたことも実はあったし…
謙杜は、かっこいいよ。お洒落だし、人一倍努力家で…
口にしだしたら止まらない＿＿＿
影ではこんなにも溺愛していたなんて
今更言ってどうするのって感じなのに。
『 ま、待って、 』
今度はさっきと反対で、
私の言葉を阻んだ謙杜は
目の前で耳を真っ赤にして、俯いていた
.
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fumi(プロフ) - コムねこさん» わぁ、ありがとうございます🥹そんな風に言っていただけて書き手としては嬉しい限りです🥲💓実はafter story書き出します🥹🥹ぜひまた見ていただけたら嬉しいです☺️ (6月2日 0時) (
レス) id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
fumi(プロフ) - Mayさん» はじめまして！そう言って頂けて嬉しいです🥰これからもお楽しみいただけますように☺️💘 (5月17日 10時) (レス) @page47 id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
May(プロフ) - 初めまして😊fumiさんのお話大好きで何度も読み返してニヤニヤしてます✨付きあった瞬間がめちゃくちゃキュンキュンするので、大橋くん最高でした❤️これからもラブラブな様子を見たいです。楽しみにしてます✨ (5月13日 11時) (レス) @page44 id: bd032340ec (このIDを非表示/違反報告)
fumi(プロフ) - Daigo0211さん» いつもありがとうございます🥹7人共悩みながら書いてきたのでそう言って頂けることが本当に嬉しいです🥲 (2023年5月4日 10時) (レス) id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
fumi(プロフ) - かなっぺさん» 何度でもコメント嬉しいです🥺いつもありがとうございます…！恭平くんのお話についても…😭励みになります🥹番外編というか、その後？書きたいなぁと思ったりしてます🥰 (2023年5月4日 10時) (レス) id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fumi
| 作成日時：2023年4月2日 14時
