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＿ 「 福岡いいな〜俺も行きたい 」
「 旅行で行きたいよね、今回仕事だもんな〜 」
＿ 「 しかも後輩同伴だっけ？大変だな 」
「 うん〜まあでも出来る子だから大丈夫 」
＿ 「 へぇ〜写真送ってよ 」
「 写真？景色の？ 」
＿ 「 いやいや〜その子との！
出張とは行っても女子同士なら女子旅みたいな感じでしょ 」
「 ・・・スケジュール密だから無理かも 」
はっきり言っておくけど。
私は今回の出張に関して余計なことは何も言ってない。
全てはこの人が勝手に思ってること。
だから勝手に相手の後輩は女子社員だと思ってるし、
何かを疑うこともしていない＿＿＿
でもこの人がこういう考え方なのは。
やっぱり長い年月をお互いがお互いだけを見て
過ごしてきた絶大な信頼があるからなんだとは思う
それくらい。
今まで間違った道を歩んだことなんてないわけで。
改めて積み重ねていく関係性の大切さを実感するけど
それも全部含めて私は壊そうとしてるんだと思うと
やっぱり自分が怖くなるときがある＿＿＿
『 前乗りしようや 』
「 えっ？前乗り…？ 」
そんなことを西畑くんが言い出したのは
出張の１週間前だった。
ちょうど上司から行きと帰りのチケットが手渡され、
集合時間の相談をしようとすれば、
何でかそんなことを口にしだして＿＿＿＿
「 これ時間決まってるから、 」
『 そんなん変更できるやろ 』
「 そもそもホテルだって 」
『 それやって何とかなるって 』
「 というかなんで前乗り… 」
『 …なんでやと思う？ 』
彼は知ってる、
私がその微笑み方に弱いことも、
結局NOなんて言えないってことも。
出張前夜。
お互いに定時でぴったりに上がって、
それぞれバラバラに会社を出て駅まで向かう。
朝ロッカーに預けたキャリーケースを取り出して
目的地に向かえば＿＿＿＿
そこにはさっき会社で別れた彼が
こっちに向かって手を振っているわけで。
それだけでまた胸は高鳴って、
盲目にならないようにしなきゃって思うのに
嬉しくなってしまう私は、本当に…
この出張で更に気持ちは増して、
どんどん歯止めが利かなくなってしまうのに、
この時の私はそんな簡単なことも
予想もできないくらいには
周りが見えなくなっていたんだ＿＿＿
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fumi(プロフ) - りょうさん» ありがとうございます…！余裕があったら続き書いてみます…！☺️ (9月1日 0時) (
レス) @page47 id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
りょう(プロフ) - 完結？おめでとうございます！続編楽しみに待ってまーす🫡 (8月30日 23時) (レス) @page47 id: f81b8b1a26 (このIDを非表示/違反報告)
fumi(プロフ) - いちご大福さん» コメントありがとうございます…！わぁ…なんて嬉しいお言葉でしょうか🥲ありがとうございます🥹2人の結末やいかに、、、 (7月17日 17時) (レス) id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
いちご大福(プロフ) - あ〜続きが気になる。できれば、できれば幸せになって欲しいです。fumiさんの描く大吾くんがめちゃめちゃ好きです！応援しています😊 (7月16日 8時) (レス) id: 141b81de70 (このIDを非表示/違反報告)
fumi(プロフ) - かなっぺさん» 何かイメージ出来るのこんな役ばっかりなんですよ🥹どうしましょ(笑)ありがとうございます🥹2人は幸せになれるんでしょうかね、、、🥲 (6月2日 1時) (レス) id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fumi
| 作成日時：2023年4月2日 0時
