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ある時ふと彼から放たれた言葉＿＿＿
『 終わりにしたなったら言うてや 』
全て、私に委ねられている。
私がもう辞めたいと言えば、
彼は引き止めることはしないんだろう。
それならば。
もう終わりにしようと言うべきで。
自分の人生を守る為にはそれが正解。
なのに＿＿＿
それなのに＿＿＿
気付けば涙で視界が歪む。
目の前にいる彼に視線を向ければ
その涙はもう溢れだす手前だった。
「 全部、やり直したいっ… 」
もっと早く、貴方に出会いたかった。
それが叶わないのであれば
あの時、早く告げる勇気が欲しかった…
そうしたら…
『 ･･･アホちゃうのっ 』
「 ･･･っ、、、 」
『 せっかく… 』
「 ごめっ… っ、 」
彼の温もりに包まれれば、
目に溜まっていたものが溢れ出す
『 もう一回だけ、言うで 』
「 ･･････ 」
『 終わりに… 「 言わない、で。」
どちらが残酷＿＿＿？
そんなの私に決まってる、よね。
『 っ、Aが、決めたんやで 』
「 ･･････ 」
お互いの気持ちを告げることはなくて。
きっと＿＿＿ってどこかで感じても
それを口にしたら終わり。
彼にとってよくないこと。
私なんかが縛って良いわけないのに。
まるで��離さないで��とも捉えられる発言は
当たり前に彼を縛り付ける
どうしてそこまで想うのなら
全てを捨てて彼に飛び込まないのか、なんて
きっと周りは言うんだろうけど。
それができない理由は＿＿＿
私の意思の弱さだけではなく。
12年という時間が創り上げてしまった
あの人と歩む人生というレールは
なかなか脱線するのは難しいほどに。
高い壁が隔てられてしまっていたから。
『 ･･･ホンマに悪い子 』
「 ･･･そう、だね。 」
『 もう認めんねや笑 』
「 悪いこと…してるから… 」
『 ･･･俺にこんな顔見せて、何食わぬ顔で
奥さんとして家に帰るんやもんなぁ… 』
「 ･･･っ、 」
『 ホンマ、吐き気するわ… 』
そう、だよね＿＿＿
私、やっぱり気持ち悪いよね。
彼の言葉に胸が痛んで、しんどくなって
あれ、何か私勘違いしてた？なんて思うのに。
＿＿＿なんで、そんな涙目なの…
問いかけたら答え、教えてくれる…？
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fumi(プロフ) - りょうさん» ありがとうございます…！余裕があったら続き書いてみます…！☺️ (9月1日 0時) (
レス) @page47 id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
りょう(プロフ) - 完結？おめでとうございます！続編楽しみに待ってまーす🫡 (8月30日 23時) (レス) @page47 id: f81b8b1a26 (このIDを非表示/違反報告)
fumi(プロフ) - いちご大福さん» コメントありがとうございます…！わぁ…なんて嬉しいお言葉でしょうか🥲ありがとうございます🥹2人の結末やいかに、、、 (7月17日 17時) (レス) id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
いちご大福(プロフ) - あ〜続きが気になる。できれば、できれば幸せになって欲しいです。fumiさんの描く大吾くんがめちゃめちゃ好きです！応援しています😊 (7月16日 8時) (レス) id: 141b81de70 (このIDを非表示/違反報告)
fumi(プロフ) - かなっぺさん» 何かイメージ出来るのこんな役ばっかりなんですよ🥹どうしましょ(笑)ありがとうございます🥹2人は幸せになれるんでしょうかね、、、🥲 (6月2日 1時) (レス) id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fumi
| 作成日時：2023年4月2日 0時
