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＿＿＿ 「 西畑くん 」
今まではそう呼ばれてたって
何も思わへんかった。
だけどある時、耳にした
彼女が��誰か��と電話する声
「 えっ、啓太が？別に良いのに… 」
「 啓太こそ休みの日位ゆっくり休んで 」
会話でなんとなく相手は察した。
俺がどんなに足掻いても敵わへん相手＿＿＿
暫くしてから会話を終えて、
俺の元に仕事の話をしにきた彼女は
さっきと同じ、いやほんの少しだけ
優しい声色で俺をこう呼ぶ
「 西畑くん、あのね、」
それは多分俺にしか分からん違い。
君に甘ったるくそう呼ばれるのが好きで
思わずこっちも甘ったるく返したなる程
でも、今は少しモヤっとして
その原因はしっかり自分で分かってる。
俺が��山田さん��から��A��って
呼ぶようになったんは、お酒の席がきっかけやった
「 私、あまり自分の名前好きじゃなくて 」
彼女の頬がアルコールでほんのり
染まり出した頃合いに、
ぽつりとそんな事を呟いた。
『 なんで？ええ名前やないですか 』
「 うーん…そうかな？ 」
『 うん、自信持ってええよ 』
「 ･･･ありがとっ。
西畑くんの、タメ口もなんかいいね 」
『 一応先輩やし、使ってたけど、
なんか、この方が話しやすない？ 』
「 うんっ、全然いいよっ 」
そう言ってニコッと笑った彼女にまた
心を持っていかれて。
＿＿＿ 『 A 』
気付けば、いつの間にか口にしていた。
彼女は目を見開いて驚いていたけど
さっきより頬を赤くして、笑った
「 なんか、西畑くんに呼ばれると嬉しいや 」
そんな言葉に当たり前に浮かれて。
でもこの時にはもう、
隣には今の旦那が居ったんやもんな＿＿
やのにさ。
何で、あんな事言ったん？
・
・
・
『 やっぱり嫌。 』
求めたらあかんこと位分かっとるよ、
でも、この数日間くらいさ、
俺のものになってや、なんて欲が出る＿＿
「 その顔は、ずるいよ 」
『 いつもズルいのはあんたやろ 』
「 ･･･ごめん 」
ちゃうよ、そんな顔させたい訳やない
ただ、俺だけを見て＿＿＿
『 A 』
君が顔を上げた瞬間に、
そっと触れるだけのキスをして
言葉にはしないけど
届いて欲しいと願う��好き��を君に＿＿
「 ･･･大吾、くん 」
それは、さ。
あんたからの��好き��やと思ってもええんかな…？
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fumi(プロフ) - りょうさん» ありがとうございます…！余裕があったら続き書いてみます…！☺️ (9月1日 0時) (
レス) @page47 id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
りょう(プロフ) - 完結？おめでとうございます！続編楽しみに待ってまーす🫡 (8月30日 23時) (レス) @page47 id: f81b8b1a26 (このIDを非表示/違反報告)
fumi(プロフ) - いちご大福さん» コメントありがとうございます…！わぁ…なんて嬉しいお言葉でしょうか🥲ありがとうございます🥹2人の結末やいかに、、、 (7月17日 17時) (レス) id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
いちご大福(プロフ) - あ〜続きが気になる。できれば、できれば幸せになって欲しいです。fumiさんの描く大吾くんがめちゃめちゃ好きです！応援しています😊 (7月16日 8時) (レス) id: 141b81de70 (このIDを非表示/違反報告)
fumi(プロフ) - かなっぺさん» 何かイメージ出来るのこんな役ばっかりなんですよ🥹どうしましょ(笑)ありがとうございます🥹2人は幸せになれるんでしょうかね、、、🥲 (6月2日 1時) (レス) id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fumi
| 作成日時：2023年4月2日 0時
