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出会い方は最悪やったかもしれへんけどさ。
でも、Aに出会えて良かったって
俺はほんまに思ってんねんで。
Aのこと知らんかった人生
損しとったかもしれへんなって感じてしまう程
今の俺にとって無くてはならん存在。
だからこそ。
手離すなんて選択肢、俺には無いんやって。
例えどんなに拒絶されたって、、、、
はっすんが言うとったみたいに。
自分の中で強い意志を持ってるのは明らかやったけど
一瞬の目の揺らぎを見逃さなかった。
ああ、Aも迷ってるんや、って。
そんな表情見たらもう同じ場所で足踏みしてる場合ちゃう。
今すぐ、連れ出してしまおう。
どこか遠くに行ってしまうとする彼女を
しっかり引き止めるのは今しかないんやって。
これを逃したら、きっともう一緒に居られへん
手を引いてAを閉じこもった殻から連れ出す
そんな感覚やったと思う。
意外にも、いや。予想通りやったんかな、
Aは大人しく俺に手を引かれて
そのまま歩き出した。
部屋に入れば暫く沈黙が続く。
言いたいことはいっぱいあったはずやけど、
何から話すのが正解なんか。
Aの話を聞くのが先？
いや、でも本当なら言いたくなかったことなのかも
そう思うと更に言葉は詰まった。
ならいっそ。
俺の気持ちを先に伝えてしまおうか＿＿＿＿
『あの･･･「ごめんなさい。」
口を開こうとすると言葉が重なる。
「嘘、ついてた･･･」
『･･･うん。全部、はっすんから聞いた』
「本当は、自分で言う、べきだった」
『普通、言えへんやろ、』
「･･･っ、最低だね、」
せやな、最低なんかもしれへんな＿＿＿
でも。何でやろ、そんな感情１ミリも湧かへん
それどころかどうでもいいとさえ思う。
『傍に、居って』
「えっ･･･？」
『Aが居れへん方が無理やねん･･･』
「でも、」
『言うたやん、俺がええよっていう限り
傍に居るって、、』
俺以上に涙もろい彼女は、
このちょっとの時間だけでどんだけ泣くんやって位
また瞳いっぱいに涙を溜め込んで。
ゆっくり手招きをすれば、
彼女の方から俺の胸に飛び込んできた。
『やーっと、帰ってきた。』
「っっ･･･」
『泣き虫やなぁ』
「っ大吾くんには言われたくないっ･･･」
『なんでやねん笑』
会えていなかった時間を埋めるように
強く、抱き締めあった＿＿＿
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fumi(プロフ) - 檸檬の妹さん» とんでもないです🥹最後までご覧いただきありがとうございました🥺 (2023年4月15日 23時) (
レス) id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬の妹(プロフ) - 遅くなりましたが完結おめでとうございます！とてもキュンキュンさせていただきました！ (2023年4月15日 0時) (レス) @page50 id: 0bbfc75c53 (このIDを非表示/違反報告)
fumi(プロフ) - genenonreomoka1さん» そう言っていただけると嬉しいです…！お時間かかるかもですが、作成できたらどこかでお知らせいたします〜！🥰 (2023年3月15日 21時) (レス) id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
genenonreomoka1(プロフ) - 大橋くんメインも楽しみにしてます( *´꒳`* ) (2023年3月15日 19時) (レス) @page50 id: 4290156845 (このIDを非表示/違反報告)
fumi(プロフ) - みんさん» ご丁寧にありがとうございます🥺寂しいと言って頂けて本当に嬉しいです(;_;)ありがとうございます〜！❤️ (2023年3月15日 10時) (レス) id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fumi
| 作成日時：2023年1月22日 18時
