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とにかく海が見える付近に車を走らせて
きっと大ちゃんの家に居ったんやろうから、
そこから歩いて海が見えるところ＿＿＿
まるで探偵のように
普段使わん脳みそ使ってるような感覚になりながら
必死でAちゃんを探す。
和「大丈夫？寒ない？」
「うん、大丈夫･･･」
和「海、海････」
「･･･和くん、来ようと、してるの？」
和「当たり前やんっ、」
「大丈夫だよ、もう少ししたら帰るから」
帰るってどこに･･･？
自分の家やんな？どっか遠くに行ったりせんよな？
電話越しの声がどんどん小さくなって
何でか今すぐ見つけないと
もう二度と彼女には会えなくなるような気がして
死に物狂いで手がかりを探る＿＿＿＿
でも、探せば探すほどに。
不思議な感情も湧いていた。
俺が誰より先に見つけてやりたいって思ってるはずやのに。
なあ、大ちゃん何やってるん・・・？
大ちゃんも探しとる？
探しとらんって言ったら１発殴る勢いやねんけど。
早く、見つけたってや＿＿＿＿
どうして。こんな気持ちが湧くんやろう･･･
「(ここか･･･？？)」
そんなことを考えていたら
可能性の一番高い海辺に辿り着いて車を停める。
お願い、ここに居って。
そして出来るならば、大ちゃんと････
このときの俺の感情はぐちゃぐちゃやったと思う。
Aちゃんの傍に居りたくて。
出来ることなら俺を求めて欲しいとさえ思うのに。
見つけた影が１つだったとき、
どうしてこんなに落胆してしまったんやろう。
きっと、
自分がもう抑えられなくなってしまうんやないかって
怖かったのかもしれへん。
だから、そうなる前に。
大ちゃんに止めて欲しかったんや･･･
和「A･･･ちゃん？」
「･･･！？？」
和「こんなとこ、１人で居ったらあかんやろ･･･」
「和、くん、」
和「どうして、１人なん･･･っ」
もう日が沈みだし、
辺りは暗くなろうとしていて
少し前に伸びていた影ももうすぐ消える
Aちゃんをきつく抱きしめた俺の影は
重なることなく、闇に消えていった＿＿＿
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fumi(プロフ) - 檸檬の妹さん» とんでもないです🥹最後までご覧いただきありがとうございました🥺 (2023年4月15日 23時) (
レス) id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬の妹(プロフ) - 遅くなりましたが完結おめでとうございます！とてもキュンキュンさせていただきました！ (2023年4月15日 0時) (レス) @page50 id: 0bbfc75c53 (このIDを非表示/違反報告)
fumi(プロフ) - genenonreomoka1さん» そう言っていただけると嬉しいです…！お時間かかるかもですが、作成できたらどこかでお知らせいたします〜！🥰 (2023年3月15日 21時) (レス) id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
genenonreomoka1(プロフ) - 大橋くんメインも楽しみにしてます( *´꒳`* ) (2023年3月15日 19時) (レス) @page50 id: 4290156845 (このIDを非表示/違反報告)
fumi(プロフ) - みんさん» ご丁寧にありがとうございます🥺寂しいと言って頂けて本当に嬉しいです(;_;)ありがとうございます〜！❤️ (2023年3月15日 10時) (レス) id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fumi
| 作成日時：2023年1月22日 18時
