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『･･･最近はっすんと会っとる？』
「えっ、なんで？」
『いや、話題に出ぇへんから』
ある日を境に急にAの口から
はっすんの話題が全く出んくなった。
別にあえて触れる必要なんて無い
だけどそこを掘り下げようとした俺は
選択を間違えたんやと思う
「･･･あんまり会って、ないかな？」
『なんで？連絡こーへんの？』
「うん、来ないよ」
『･･･最近はっすんおかしない？』
「な、何で？」
『いや、会った時も何か変やなぁって
思ってんけど…』
掘り下げれば掘り下げる程、
ただ、嫌な予感みたいなものが
広がるだけやのに…
『･･･はっすんと、何かあった？』
「なんもないよ」
どんな時も冷静なことの多いAが、
明らかに動揺していた。
ここで知らないフリをすれば良かったんだ
気付かないフリをすれば。
『そうなんや』で良かったのに。
何で俺はどんどん踏み込んだんやろ…
『A、こっち見て』
「･･･なに？」
『俺の目、見て』
「見てるよ」
『何、隠してるん…？』
どんなに問い詰めたって
Aは「何もないって」の一点張り
もうさっきまでの動揺は見えない
瞬時に切り替えたのが分かるほどに＿＿
『･･･Aは…嘘、つかへんよね…？』
「･･･っっ、」
もう、あの時の自分には戻りたくない。
だけど今Aを失うようなことがあれば
あの時以上におかしなる。
そんなの容易に想像がついた＿＿＿
『Aっ･･･？』
「大吾くん、」
そっと引き寄せれば
Aは少し震えていた。
もうこれ以上は。
問い詰めたってお互いにええ事ない。
分かってる。分かってるけど…
Aをぎゅっと引き寄せたまま。
片方の手でスマホを操作する。
『あっ、もしもしはっすん？
今電話大丈夫？』
「･･･？！？」
『ちょっと話、あんねんけど。』
「･･･待って、大吾く･･･！」
『うん、Aのこと。
これだけ言うたら要件分かるやんな？』
「･･････っ、」
俺の腕の中にいるAは
今にも泣き出しそうな表情で、それを見れば
何かがあったことなんて明らか。
でもそんな姿を見たって、
俺は、嫌な予感が当たらないことを
ただ祈っていたんだ＿＿＿
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fumi(プロフ) - 檸檬の妹さん» とんでもないです🥹最後までご覧いただきありがとうございました🥺 (2023年4月15日 23時) (
レス) id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬の妹(プロフ) - 遅くなりましたが完結おめでとうございます！とてもキュンキュンさせていただきました！ (2023年4月15日 0時) (レス) @page50 id: 0bbfc75c53 (このIDを非表示/違反報告)
fumi(プロフ) - genenonreomoka1さん» そう言っていただけると嬉しいです…！お時間かかるかもですが、作成できたらどこかでお知らせいたします〜！🥰 (2023年3月15日 21時) (レス) id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
genenonreomoka1(プロフ) - 大橋くんメインも楽しみにしてます( *´꒳`* ) (2023年3月15日 19時) (レス) @page50 id: 4290156845 (このIDを非表示/違反報告)
fumi(プロフ) - みんさん» ご丁寧にありがとうございます🥺寂しいと言って頂けて本当に嬉しいです(;_;)ありがとうございます〜！❤️ (2023年3月15日 10時) (レス) id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fumi
| 作成日時：2023年1月22日 18時
