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和『Aちゃん…！』
「･･･久しぶり、だね？」
そう、俺らが会ったのはあの日以来。
その日からもう１ヶ月以上は
経とうとしていた＿＿＿＿
『･･･元気、しとった？』
「うん、元気！和くんは？」
『俺も、元気しとるよ』
「そっかぁ。なら良かったっ」
ニコッと相変わらず優しく笑う。
『･･･あの、さ…』
「･･･ごめん、とかなら聞かない」
『へっ？』
「和くん、謝ってばっかりだから」
確かに俺はあの日からずっと
Aちゃんにごめんって
気持ちばかりが湧いとった、
でも、今言いたいことは違う＿＿
『いや、そうやない…』
「･･･？」
『はっきり、言おう思て。』
「なに…？」
『俺、Aちゃんのこと諦めんから』
「･･････」
『あの日のことも…もう後悔しとらん。』
丈くんに言われて気付いた
ホンマに好きな気持ちは変わらんのやから
それ以外の余計な思いなんて
全部捨ててしまえばいいって
多少強引だって、
君の中にちょっとでも俺が残るなら
もしそれで嫌われてしまったとしたって、
それでも構わない＿＿＿
あの日以来に会った和くんは
やっぱり気まずそうな表情をしていて、
正直どう接するのが正解なのか
私自身も分からなくなっていた。
それは。
和くんが悪い訳ではないし、
あの時、拒まなかったのは私だから…
本当は、私が謝るべきなんだと思う。
あんなことされたら期待するってこと位
私は誰よりも分かっていたはず
少し前の大吾くんと私の状態と
何ら変わりない。
なのに、どうして私はあんな事＿＿＿
「和くん、ごめ･･･
だけど、私が口を開きかけたとき
和くんの表情はがらっと変わって、
次の瞬間には勢いよく腕の中に引き寄せられていた
『Aちゃんも謝らんといて。
俺ももう、謝らへんから』
「･･････」
『謝られたら、全部無かったことに
なるみたいで、嫌やねん…』
きっと逆の立場でも
私も同じことを言っていたと思う。
やっぱり私と和くんって似てるんだ。
「･･･分かった。」
『ホンマに…？』
「…？和くんが言ったんでしょ…？」
『いや…無理、かなって、』
らしくない苦笑いに胸が痛んで
そんな姿を見たら
突き放すことが出来ない私は、
誰よりも残酷なのかもしれない＿＿＿
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fumi(プロフ) - 檸檬の妹さん» とんでもないです🥹最後までご覧いただきありがとうございました🥺 (2023年4月15日 23時) (
レス) id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬の妹(プロフ) - 遅くなりましたが完結おめでとうございます！とてもキュンキュンさせていただきました！ (2023年4月15日 0時) (レス) @page50 id: 0bbfc75c53 (このIDを非表示/違反報告)
fumi(プロフ) - genenonreomoka1さん» そう言っていただけると嬉しいです…！お時間かかるかもですが、作成できたらどこかでお知らせいたします〜！🥰 (2023年3月15日 21時) (レス) id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
genenonreomoka1(プロフ) - 大橋くんメインも楽しみにしてます( *´꒳`* ) (2023年3月15日 19時) (レス) @page50 id: 4290156845 (このIDを非表示/違反報告)
fumi(プロフ) - みんさん» ご丁寧にありがとうございます🥺寂しいと言って頂けて本当に嬉しいです(;_;)ありがとうございます〜！❤️ (2023年3月15日 10時) (レス) id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fumi
| 作成日時：2023年1月22日 18時
