◻︎ 公私混同？ ページ42
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『 はぁ〜？！A、おまっ、なにやってん 』
「 丈君に渡すの忘れない様にと思って玄関に置いておいて･･･ 」
『 で、忘れたん？笑 』
「 ごめんなさい〜〜〜泣 」
『 分かったから。笑 もうええって笑 そんな顔すんな 』
友達になったっていい＿＿＿＿
そんなことを丈君が言ってくれてから、
あっという間に距離は縮まった。
一緒に出かける機会も増えていて、
野球関連がほとんどだけど、日帰りで一緒に地方に行ったことも。
「 丈君も前に言ってたの写真撮ってきてくれた？ 」
『 あ・・・・ 』
「 ああ〜〜！楽しみにしてたのに！！ 」
『 Aも忘れたんやからおあいこやろ！！ 』
「 それはそれ、これはこれです〜！！ 」
『 うっわ！最低やん〜！！ 』
現場ではここまで砕けないようにしてるけど
2人になるとずっとこんな感じで。
それが落ち着くし楽しいだなんて感じて
気付けばこの頃にはもう度が過ぎていたのかもしれない
「 丈君、この前のさ 」
『 ん〜？あ、電車で言っとったやつ？ 』
「 うん、そう。それさ、これでね 」
撮影の合間、控え室で肩を並べて
話し込んでいた私たち、
もうお互いにとってはこれは当たり前で
だからなんの違和感もなくて、
だから、
西「 畑井さん、ちょっとええかな 」
突然後ろから西畑さんに手招きで呼ばれて、
丈君のいる部屋を後にして、
その後、彼に言われた言葉に衝撃を受けた＿＿＿＿
西「 感じ悪かったらごめんな 」
「 どう、しました･･？ 」
西「 最近、丈くんと距離、近すぎやないかなって 」
「 ･･･！ 」
西「 別にええんよ仲ええのは。全然ええねん 」
「 ･･･っ、ごめんなさ･･･ 」
西「 ･･･ちゃうくて、そのさ･･･『 大吾、どうしてん 』
扉の外に声が聞こえていたのか、
気が付けば西畑さんの後ろから顔を出した丈くん。
『 らしくないやん、そういうの 』
西「 …知らんの？二人、付き合ってるんかなって
他のスタッフさんに言われてるんやで？ 」
『 ･･･知っとるよ、』
「 えっ･･･？そうな･･･『 別にそう思うなら思わせておけばええやん 』
西「 ･･･丈君のほうがらしくないやん 」
『 大吾こそ、回りくどい言い方せん方がええで 』
初めて見た、ピリッとした空気。
何か言いたいけど言葉が出ない、そんな感じだった＿＿＿
.
続く
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作者名：fumi
| 作成日時：2024年2月22日 17時
