◾︎ ずるいよなぁ ページ30
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Aちゃんが俺らのマネージャーになってから
もう半年？いや、それ以上は経ったんかな
結局、みっちーの担当とか言いつつ、
順番に俺らの仕事にも付き添ってくれとるから
顔を合わせることも多い。
メンバー各々の仕事のときはどんな様子なのか
わからへんからこそ、
こうやって7人で一緒の仕事のときに驚かされたりもする。
驚くって何にって？
それは、Aちゃんとメンバーの距離感の変化。
丈「 はぁ？ちゃうやろそれっ笑 」
「 丈くんうるさい 」
丈「 あ〜！誰に向かってそんな口聞いてん〜？ 」
いつの間にか丈くんとAちゃんが
めっちゃ仲良くなってるし。
みっちーもまだぎこちないけど名前で呼んどって、
流星と恭平と謙杜は相変わらずやけど･･･
まだ距離保ってる感じするんわ大ちゃんくらい。
いや、俺もどっちかというとそうなんかな＿＿＿？
『 なぁ、大吾〜？ 』
西「 ん〜？ 」
『 大吾ってさ、Aちゃんとどう？ 』
西「 は？どうって何？？ 」
『 いや、みんないつの間にか仲良くなってへん？ 』
西「 まぁ〜そうやなぁ、」
『 大吾はどうなんやろ思って 』
西「 ･･･別に。」
『 なんそれ、全然別にじゃないやつやん 』
大吾が何考えてるまでは分からへんけど、
距離を置きたいわけやないってのは
今の返答で一瞬で分かって。
『 俺も仲良なりたいなぁ〜〜〜 』
西「 本人に言ったらええやん 」
『 え、言ってええの？ 』
西「 何で俺に聞くん？？ 」
『 大ちゃんだけ置いてけぼりになんで？笑 』
西「 はぁ？！ 別にならんし！ 」
なんて、くだらないやり取りをしてる中、
肝心のAちゃんはというと、
流星とコスメの話できゃっきゃしとる＿＿＿
西「 ･･･ 」
『 あ〜〜大ちゃん妬きもちやいてん〜〜？？ 』
結構冗談で言ったのに、
そんな言葉、耳に入っとらんのかなってくらい
大ちゃんの視線はずっと２人に＿＿＿＿
『 大吾･･･？ 』
西「 …はっすんなら仲良なれるやろ 」
『 えっ･･･？ 』
西「 俺は、多分無理やわ。」
『 え･･･なんで？ 』
西「 わからんけど･･･ 」
別に何か確信に触れることを言ったわけやない。
でもどこかむず痒い言い方で、
その理由が分かるのは意外にもすぐやった＿＿＿＿
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作者名：fumi
| 作成日時：2024年2月22日 17時
