◾︎ やっとや ページ24
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「 道枝さん、おはようございます 」
『 っはよございます･･･ 』
「 まだ眠そうですね。笑 」
『 3時間しか寝れへんくて･･･車で寝てもええですか･･･ 』
「 もちろんです 」
ドラマの撮影と、稽古と、台詞を覚えるのと。
グループでの活動と、、、
以前のドラマ撮影よりもマシやと思ってたけど
慣れないことが続くとそうもいかへん。
あの時はあの時。今は今って感じやなーとしみじみ。
でも、どんなに朝が早くても夜が遅くても
いつでも笑顔で迎えてくれる畑井さんには
メンタルの面でかなり支えられてるんやと思う＿＿＿＿
「 道枝さん。･･･道枝さん〜〜〜！着きましたよ〜〜 」
『 っは！い、、ごめんなさい、 』
「 ふふっ笑 即寝でしたね。笑 」
出会ってそんな経ってないはずやのに。
ちょっと恥ずかしいな、なんてとこも見られても
全然なんとも思わへんし＿＿＿
むしろ、繕う必要がなくて楽、やなんて。
『 ･･･畑井さん今日は？ 』
「 この後、藤原さんの現場に顔出してきます。
その後は〜･･･ 」
『 また、戻ってくる？ 』
「 えっ･･･？ 」
『 いや、ほら、俺今日ここ１日やから 』
「 夜、顔出せると思いますよ 」
我ながら何言ってんねやろって感じやけど。
頭のどこかで、ずっと居ったらええのに、なんて
思ってる自分がいて。
俺につく予定とかいうてたのも話無くなったん？
ってくらい行ったり来たりやし･･･
なんて、ほんまに俺、何言ってん？？
「 道枝さんって本当に大型犬ですよね 」
『 へっ･･･？ 』
「 お手 」
『 はい 』
「 笑 」
でも多分、彼女には俺の気持ち？というか
思ってることはきっとお見通しで。
だから、結局早めに他の現場での仕事を終わらせて
夜どころか夕方くらいから戻ってきてくれて。
撮影の合間には何てこと無い話をする日々。
「 道枝さん、今日はもうおしまいのようです 」
『 え、でも予定より2時間も早いで･･･？ 』
「 スムーズに撮影進んだようですね 」
『 わっ、まじか。やった〜〜！ 』
「 今日は早めに休めますね。お送りします 」
今から帰れば、ここ最近の睡眠時間より
プラスでゆっくり休める＿＿＿＿
でも、なんでやろ、
そんなことよりも別のこと思ってしまって、
思ってるだけや無くて、口に出してしまうなんて
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作者名：fumi
| 作成日時：2024年2月22日 17時
