◾︎ そろそろええんちゃう？ ページ22
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Aちゃんは何でか俺に名前で呼ばれるのを嫌がる。
いや、嫌がってるわけちゃうのかな、
なんでか毎度の如く、訂正される＿＿＿＿
ちょっと前に少し真面目な話をしたとき。
俺のAちゃん呼びに反応せんかったことがあって、
ああ、もう大丈夫になったんかな、なんて
思ってたんに、次に話したときには元通り＿＿＿
なんでなんやろう＿＿
気にはなるけど、なんか確信には触れられんのよなぁ。
『 なんで大橋くんってAちゃんって呼んでも
なんも言われへんの？？ 』
和「 さぁ〜？？なんでやろうね〜 」
『 俺、嫌われてるんかな 』
和「 そんなんあるわけないやろ、Aちゃんに限って 」
『 せやんなぁ、、、 』
ふと考えてみると、流星くんもいつの間にか
Aちゃん呼びやし、
恭平なんか呼び捨てやし。
なんでなん？？なんで俺だけダメなん？？！
丈「 謙杜もええ加減諦めたらええんちゃうの 」
『 ここまで来たら絶対いややん！ 』
丈「 めんどいな〜〜お前も 」
『 そういう丈くんは？なんて呼んでん？ 』
丈「 普通に“畑井さん”やけど？？ 」
『 かっった！そんなん硬いやん〜〜 』
丈「 あんなぁ〜マネージャーやねんから。
そんな距離詰められたら嫌やろあっちやって。 」
『 え・・・そうなん･･･？ 』
そっか＿＿＿＿
ほら、俺らってマネージャーさんとも
仲ええ方やと思うねん。
男友達みたいにわいわいしたりするし。
やけど、Aちゃんはちゃうんかな＿＿
「 長尾さん、明日の収録なんですけど… 」
そんな事を考えとったら張本人がやってきて
なんも知らんAちゃんは
さらっと会話を続けようとする。
「 〜〜なんですけど、11時から… 」
『 ･･･うん、わかった 』
「 ･･･？どうか、しました？ 」
『 いや、別になんも 』
丈くんに言われたことが頭に残って、
急に距離感が分からへんくなった
仲良く、なったらあかんのかな？
それは何？異性やから？
友達みたいになるんて、迷惑なん…？
でも＿＿＿
恭「 A？ 」
「 ん…？ 」
恭「 今日どうする？ 」
「 ？！ 」
なんか様子がおかしい2人。
辺りをキョロキョロして、口元に手を当てて
それは「 静かに 」の合図。
ふーん、なんか怪しいやん……
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作者名：fumi
| 作成日時：2024年2月22日 17時
