◻︎ 安心感 ページ16
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『 これはこうした方がええと思う 』
「 なるほど、こっちはこのままでもいいですか？ 」
『 それはええんちゃうかな、』
「 ありがとうございます 」
『 こちらこそ、ごめんな好き勝手言うて 』
「 いえいえ、いいんですよそんなの 」
仕事の話を深くまですることが多い藤原さんとは
本当にビジネスパートナーのような存在。
マネージャーとアイドルって感じが全くしない。
いつも対等というか、仕事仲間って意識が強くて、
私が困ってるというか手こずってるなと感じると
すぐに手を差し伸べてくれる。
『 そうだ、今度の海外ロケのときって
畑井さんはこーへんの？ 』
「 あっ、その辺り道枝さんのドラマ撮影立て込んでて
ほぼ道枝さんについてる感じですかね 」
『 そうなんや〜残念やん、見たかったんちゃう？ 』
「 ･･････み･･ 」
『 ん？？ 』
「 見たかったです〜〜〜〜！！！泣 」
『 ぶっっっ笑 』
「 笑い事じゃないです！藤原さんずるいです！！！ 」
『 仕事やもーん笑 』
藤原さんは今度、野球関連の仕事で海外に行く＿＿＿
現地の球場だけでなく試合も見られるし、
選手にも会えるらしい･･･ずるすぎる！！！！
『 お土産買ってきたるから拗ねへんの 』
「 拗ねてないですって 」
『 顔に“羨ましい”って書いてあんで？ 』
「 〜〜〜！！！藤原さんっ！！！ 」
『 笑笑笑 』
こんな姿を見せるのは藤原さんにだけで。
出来れば他のメンバーには見せたくないところ＿＿＿
「 まあでも、せっかくの機会なので楽しんできて下さい
リフレッシュにもなるでしょうし 」
『 せやなぁ、楽しんでくるわ 』
「 はい、写真待ってますね 」
『 いっぱい送り付けたるわ〜〜笑 』
そりゃ羨ましいが勝るけど、
楽しそうな姿を見るのは嬉しかったりもする。
『 あっ、そうやこれやる 』
「 えっ･･･？ 」
がさがさとトートバッグをあさって
取り出されたのは布。というか服。というか、、、
「 えっ！？？？ 」
『 この前○○選手に会う機会あってん。
うちのマネージャーが大ファンなんです〜言うたら
書いてくれてん 」
「 ・・・！！ 」
『 ええ顔やなぁ笑 』
「 ありがとうございます･･･泣 」
私にとって藤原さんは安心できる存在であり、
同志みたいな、そんな人である＿＿＿＿
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作者名：fumi
| 作成日時：2024年2月22日 17時
