179.ending...1 ページ39
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ちょっと寝不足で迎えた朝。
見たいものがあって、と理由をつけた私は
今一番会いたい人と待ち合わせをし、
ぷらっと買い物に来ていた
彼のこともちゃんと考えると決めた日から
もう少しで半年。
一緒に過ごす時間が次第に増えたのは
この半年の出来事で。
はじめは気合い十分というか、
ちょっと力んでいた彼も半年も経てば
さらっと私の隣に並んでいるし
私もそれに何も思わなくなっていた。
『今日は〜？何見て欲しいん？』
「あ、うん。アウター」
『おけ』
まだ彼はきっと知らない。
私が今日、考えた答えを出そうとしていて、
だから少し緊張してることも。
『手、繋ぐ？』
一緒に出かけると必ず言う台詞。
でも私の答えは決まって「なにいってんの」
それを言われてはじめは不貞腐れていた彼も
もう言われ慣れすぎて、
最近は取り敢えず言ってみるみたいな
そんな決まり文句になっていた。
「うん、繋ぐ･･･」
だから、私がそんなことを言ってみたら
あまりの衝撃だったのか、
目の前のその人は
手に持っていたペットボトルを落とした
『へ？今なんて･･･？』
「･･･繋ぐ、って言ったの。」
『え？手、やで？いつもかわすやん･･･』
「･･･もう、いいの。」
『いいって、何が･･･？』
落としたペットボトルを拾って手渡す。
彼に回りくどいことを言ったって伝わる訳ない。
はっきり言わないと…
「恭平と、繋ぎたいと思ったの」
『えっ？？なんで？』
ここまで言ってもだめ？
今更恥ずかしさもあり、言葉が詰まる。
それにまさか私自身、恭平にこんな気持ちを
持っていかれるなんて思ってもみなかったから＿＿
「だから･･･」
『え、待って待って待って』
「なに！！」
『え、、、取り敢えず手、繋ご』
「はい！？笑」
目の前でちょっとおどおどしてる恭平は
普段はなかなか見ない動揺っぷり。
でも繋がれた手は優しくて、あったかくて。
まさかこんな結末になるなんて
誰も想像できなかったんじゃないかな。
私が待たせていたくせに、
繋がれた手を見て思わず涙目になると
『なんでAが泣くんよ』
って、また、あの時みたいにかっこよく
涙拭ってくれちゃうんだから
本当に恭平ってずるい…
『なぁ、なんで、俺と手繋ぎたくなったん？』
もう答えなんて分かってるくせに、
少し意地悪に聞いてきて…
気が付けば
あっさり恭平は主導権を握った。
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fumi(プロフ) - Daigo0211さん» わ〜！わざわざこちらにコメントありがとうございますっ🥺💓どんな感じにしようか迷ってるのですが…書いていて楽しい作品だったので書きたいなぁという気持ちです🤤❤️ (2022年11月19日 20時) (
レス) id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
Daigo0211(プロフ) - いつも楽しく見させてもらってます。続編あるかも、、、は嬉しすぎます❤️ぜひお願いします🙆♀️ (2022年11月19日 16時) (レス) id: 2f0ef62747 (このIDを非表示/違反報告)
m725(プロフ) - みみかさん» 嬉しいです…！最後までありがとうございました＾＾その後の2人の番外編良いですね、、！需要あれば書いてみようかな…🥺🫶🏻ありがとうございますっ✨ (2022年10月9日 20時) (レス) id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
みみか(プロフ) - 無事に完結できてよかったです！ハラハラしたりドキドキしたりしながら楽しく読ませてもらいました！その後の2人の番外編などをまた書いていただけたら嬉しいです！ (2022年10月6日 0時) (レス) id: 07c2e13fa2 (このIDを非表示/違反報告)
m725(プロフ) - ぴぴさん» いつもありがとうございます🥹💓私も道枝くん報われてくれ…！と書きながらずっと思ってました🥺道枝くんメインのお話また書けたら、なんと思ってます☺️💓応援いただきありがとうございましたっ🫶🏻 (2022年10月5日 10時) (レス) id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fumi
| 作成日時：2022年8月30日 19時
