99.知らない姿 ページ6
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※謙杜くん目線のお話です
「Aちゃ･･･」
声を掛けようとしたけど言葉が詰まったのは
本当はあまり見たくない光景を見たから―――
１人座っていたAちゃんの傍にゆっくり近づいたのは
みっちーやった。
でも、声も掛けずにじっと見つめてるだけ。
なんやろ、Aちゃんも気付いとらんのか
2人から会話は聞こえてこない。
俺もこんなとことでこそこそ見てないで
堂々と声掛けに行けばいいんやけど
何か出来ないのは、やっぱり少しだけ気にしてるからなんやろな。
A「ん…？あれ？駿佑？どうかした？」
数分経ってからAちゃんはみっちーに気付いたのか
会話が聞こえはじめてきた。
やっぱり2人の空気感って特別な感じがして、
それがまたちょっとえぐられる。
道「A、お悩みモード入ると意識どっか行くやん」
えっ？それはみっちーやろ？
そんなことを影から突っ込みたくなった時、
Aちゃんも同じこと言ってた。
ほらな、俺とAちゃん同じ事思ってんでって思ったけど
道「俺は悩んでるとかやなくて、ドラマのセリフ覚えてたりするときやろ？Aは違うやん」
「癖なんやない？俺もう5分くらいここ座ってんやけど」
みっちーが言った言葉に更に何かがえぐられた
そうや。みっちーは俺の知らないAちゃんを
いっぱい知っとって、ずっと傍に居ったんよな･･･
頭の中で色んな感情が混ざる―――
A「無理、してないかなぁって」
道「…してへんよ、」
みっちー、それ嘘つくときする仕草やん
そりゃそうよな…
みんなと居るとき平気で笑ってるし
Aちゃんとも普通に接しとるけど
そんな簡単に切り替え出来るもんやないよな…
恭「謙杜、そんなとこで何しとん」
「わっ、高橋くん」
恭「･･･？何で隠れてんの」
「いや、なんか、」
恭「自信なくなってるやん」
「これで良かったんかな、俺が2人の邪魔した感じせぇへん？」
恭「それ言ったらみっちーとAが可哀想やわ。だってさ、2人が出した答え否定するってことやろ？」
高橋くんの言う通りや…
みっちーがどんな思いでいるかとか、
Aちゃんが俺を選んでくれた事とか
ちゃんと考えれば分かるやん
「高橋くん、ありがと」
恭「ええって〜」
そうや、これから少しずつ知っていけばええよな。
時間はたっぷりあるんやから——
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m725(プロフ) - メグミさん» 初めまして！コメントありがとうございます＾＾嬉しいです…！マイペース更新ですが今後とも宜しくお願いします…！ (2022年8月21日 21時) (
レス) id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
メグミ(プロフ) - はじめまして!突然のメッセージすみません。楽しく拝見させて頂いてます。お忙しいかとは思いますが、更新がんばってください！続き楽しみにしています。 (2022年8月19日 21時) (レス) id: 8616d8b72c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fumi
| 作成日時：2022年6月6日 13時
