136. ページ45
.
西『うまっ！！』
「良かった〜〜」
お昼を大幅に過ぎてしまいもう日が沈もうとしている頃。
遅めのお昼兼夜ご飯で何とか完成した料理を一緒に食べる。
『Aはホンマに何でも出来るんやなぁ』
「そんなことないよ」
『今度ハンバーグ作り方教えてや』
「さっき一緒に作ったじゃん笑」
『覚えられへんかった！』
「ええ〜」
お昼過ぎの出来事がまるで無かったみたいに
いつも通りに過ごしていた私たちだけど
決して無かったことになったわけでも、したわけでもない。
『映画でも見ぃひん？』
「うん、何かおすすめある？」
『んーせっかくやし、見たことないのにしよ』
「これ、とか？」
『やばそうな雰囲気しとるけど笑』
「いいんじゃない？笑」
見だした映画は所謂B級といわれる分類のもの。
もちろん名作もあるんだけど、
私たちが見た作品はまぁそれは睡魔を誘う映画だった―･･･
気がつけばソファで寝落ちてしまっていて。
辺りが暗くなっていたこともあり結構ぐっすり寝入ってしまった私。
目が覚めたときにはソファでなくベッドで眠っていてとても驚いた
それに、何かに包まれている感覚。
考えなくても答えは明確で。
私は大ちゃんに抱きしめられながら眠っていた
スースーと寝息が聞こえてきて
起こしたら悪いなと思いゆっくり離れようとすると
寝ぼけながらもしっかり私を抱きなおす大ちゃん
「大ちゃん･･･っ」
『んー･･･』
「起きてっ今何時・・・」
『わからへん･･･ねむい』
「帰らなきゃ･･･」
『泊まってったらええやん・・・』
「だめだめだめ何言って・・！」
『えー？でもあんなにちゅーしたやんかぁ・・・』
「！！！」
寝ぼけてるのかはたまた魔法の飲み物摂取した･･･？
その後もしばらくふにゃふにゃしていた大ちゃんを
何とか通常運転に戻せたのは夜の21時だった
結局魔法の飲み物は摂取していなかったようで、
朝待ち合わせした駅まで送り届けてくれた大ちゃん。
寝癖をがっと帽子で隠して、でもまだ顔はやや寝起き。
そんな姿がかわいくて思わず笑うと
今度はぐっと引き寄せられてあっさりともう数えられない何度目かのキスをされる
『早く俺んとこおいで』
「・・・」
『待ってるで』
車を降りて、窓越しの大ちゃんに手を振る
とんでもなく気持ちが揺らいでるのは明らかで、、
触れられたところ全部が熱をもっていたことだけは鮮明に覚えていた＿＿
･
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1109人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「なにわ男子」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
m725(プロフ) - メグミさん» 初めまして！コメントありがとうございます＾＾嬉しいです…！マイペース更新ですが今後とも宜しくお願いします…！ (2022年8月21日 21時) (
レス) id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
メグミ(プロフ) - はじめまして!突然のメッセージすみません。楽しく拝見させて頂いてます。お忙しいかとは思いますが、更新がんばってください！続き楽しみにしています。 (2022年8月19日 21時) (レス) id: 8616d8b72c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：fumi
| 作成日時：2022年6月6日 13時
