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何だかんだ初めて訪れた大ちゃんの家。
男の子の１人暮らしとは思えないほど綺麗にしてる。
落ち着いた雰囲気の部屋はとても好きな空間だった
「キッチン綺麗だね。冷蔵庫開けていい？」
『ええよ〜〜』
思ったよりも冷静でいられている自分にほっとしつつ。
買ってきた食材を冷蔵庫に入れたり、
お昼ごはんを作る準備をしようと手を進める
そんな私をじっと見ていた大ちゃんに気づき
カウンター越しに首を傾げると
『Aが奥さんになったらこんな感じなんやなぁって妄想してた』なんてこと言うもんだから手からジャガイモがすべり落ちた
「変なこと言ってないで手伝ってもらえる？」
『は〜いっ何作るん？』
「ハンバーグと、ポテトサラダ。｣
『めっちゃええやん〜すき！』
「え？」
『ん？ハンバーグすき』
「あ、ハンバーグね。」
『なに？笑 Aのことやと思った？』
「違うって」
『Aもすきやで。Aの方がすき』
そのまま後ろからぎゅっとしてくる大ちゃんは
私の肩にあごを乗せて顔を覗き込んでくる
「もう、分かったからっ・・・」
動揺したら負けだと思い
あしらってみようと何も無かったように手を動かす
その反応が面白くなかったのか、
私の髪を耳にかけたと思いきやそのまま耳を噛まれて
自分でも聞いたことの無い声が出た
「ちょっ、大ちゃん･･･！！」
『やっぱり、前言撤回。』
そういって私の唇を当たり前に塞ぐ大ちゃん
今までだったら離れられないように頭に回されていた手ももうない——
私が最初の時みたいに押し返せないことを彼は知ってる
唇が離れて視線が絡むと何ともいえない気持ちになり
そのまま逸らした視線は大ちゃんの口元に向く＿＿
いつもは一方的な押し付けられるようなキスだったはず
なのに、気がつけば＿＿＿＿＿＿
一度離れたはずなのにまた重なって＿＿＿＿
訳の分からない感情に自然と涙が流れる。
大ちゃんはそんな私の涙を拭いながら、何度も触れた
・
・
・
その後、私の手を引いてソファに座らせた大ちゃんは
特別何か言葉を発するわけでもなく
私が落ち着くように優しく頭を撫でてくれていた。
こういうときお兄ちゃん感を出してくる大ちゃんは
本当にずるいと思う。
全部、全部投げ出したくなってしまった。
言葉に出来ない感情、何が正解なのか分からない。
ゆっくり顔を上げれば大ちゃんは優しく私を見つめていた＿＿＿
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m725(プロフ) - メグミさん» 初めまして！コメントありがとうございます＾＾嬉しいです…！マイペース更新ですが今後とも宜しくお願いします…！ (2022年8月21日 21時) (
レス) id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
メグミ(プロフ) - はじめまして!突然のメッセージすみません。楽しく拝見させて頂いてます。お忙しいかとは思いますが、更新がんばってください！続き楽しみにしています。 (2022年8月19日 21時) (レス) id: 8616d8b72c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fumi
| 作成日時：2022年6月6日 13時
