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謙「流星くん、説明してや。どういうこと？大吾くんがなんやって？俺が居ない間に何かあったん…？」
謙杜くんは私の表情は一切見ず、流星くんを問いただした。
それはもう、私も言葉が出なくなるほど。緊迫した雰囲気に包まれる＿＿
流「…謙杜はこれからもAちゃんを大事にしたって。ただそれだけやって。」
謙「答えになっとらんって。俺は、大吾くんのことを聞いてるんやけど…？」
流「聞いてどうするん？大ちゃんを責めるん？」
謙「そういうことやなくて…」
流「…これだけは忘れんで。謙杜がAちゃんを想ってるの同じくらい、今でもAちゃんのこと大事やって想ってる奴、他にもおんねん。安心しきってちょっとでも隙見せたらかっさらわれるで？」
結局流星はその言葉だけを残して帰っていってしまった——
取り残された私たちの間にはまださっきの緊迫した雰囲気が残る
「謙杜くん、おかえり…」
私のその言葉に謙杜くんは反応しなかった。
その代わり、ゆっくり引き寄せられて腕の中に閉じ込められる
抱きしめる力が次第に強くなっていって、謙杜くんの今の気持ちを表してるかのようだった。
謙「誰にも———さんって…」
「え…？」
謙「Aちゃんは、Aちゃんの隣は…誰にも渡さん」
「謙杜くん…」
謙「お願いやから…大吾くん選ぶとか言わんで…」
謙杜くんの消えてしまいそうな声を久しぶりに聞いた。
散々傷つけてきたから、もうそんな表情させたくないと誓ってきたはずだったのに。
「全部話すから、ちゃんと聞いてくれる？」
謙「わかった･･･」
そこから私は謙杜くんに昨日までの出来事を話した。
私の話を何も言わずにただ聞いてくれていたけど
その後しばらく抱きしめて離してくれなかった。不安なんだ、というのが痛いほどに伝わってくる。
謙「分かりたないけど、大吾くんの気持ちもめっちゃ分かる･･･Aちゃんがみっちーの隣に居ったとき、俺もずっと同じ気持ちやったから。」
「･･････」
謙「さっきはあんなこと言ったけど･･･Aちゃんが決めることやから——でもっ、俺の気持ちは変わらんよ。･･････Aちゃんの隣、もう誰にも譲らん。」
この時の覚悟を決めたような謙杜くんの表情はきっと忘れない＿＿＿＿＿
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m725(プロフ) - メグミさん» 初めまして！コメントありがとうございます＾＾嬉しいです…！マイペース更新ですが今後とも宜しくお願いします…！ (2022年8月21日 21時) (
レス) id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
メグミ(プロフ) - はじめまして!突然のメッセージすみません。楽しく拝見させて頂いてます。お忙しいかとは思いますが、更新がんばってください！続き楽しみにしています。 (2022年8月19日 21時) (レス) id: 8616d8b72c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fumi
| 作成日時：2022年6月6日 13時
