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いつだって大ちゃんは私の背中を押してくれていた＿＿＿
どんな時も励ましてくれて、道に迷いそうになった時は「こっちやろ」って大ちゃんなりの言葉で促してくれる。同い年でもお兄ちゃんみたいな、そんな存在。
数年前、一緒にドライブに行った日のことを思い出していた。
その時、大ちゃんは私に好きだと伝えてくれたんだけど…
結局「あんなこと言っておいてあれやけど、Aの中では答え決まってるんちゃうかな」と笑っていた姿が目に浮かぶ———
自分の気持ちを強く表に出すことはしない。
むしろ、相手の事を思って押し殺してきたことなんて何度もあるんじゃないかな。
それくらい大ちゃんは優しい人なんだよね。
ソファに座っているとあの日のことを思い出して動揺してしまう。
決して嫌だったとかそんなんじゃない。
あの一瞬で分かってしまった。大ちゃんが今までずっと押し殺してきたもの、それは少しだけ、私が心の奥底にずっと眠っていた謙杜くんへの気持ちに気付いてしまったときと同じような、そんな感覚があった。
――――Aが謙杜のことしか考えてへんのはわかってる。でも、俺。もう誤魔化さんって決めたんや
いつだって私にまっすぐに向き合ってくれていた大ちゃんに
私も真摯に向き合いたい、向き合わなきゃいけない―
そんなことをぐるぐる考えていたとき、
部屋のインターホンが鳴る
「もしかして…？」そんな思いでモニターを覗くと
そこには流星が立っていた。
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・
流「Aちゃん、急にごめんな、ちょっとええ？」
「どうしたの…！流星が来るなんて珍しいね」
流「いや、さ。大ちゃんのことやねんけど…」
「え…？」
曇った表情の流星は一語一語、どこか迷いながらゆっくり口を開く＿＿＿
流「Aちゃんさ、大ちゃんのこと、どう思っとる…？」
「それ、どういう意味？」
流「例えば、例えばの話やけどさ…謙杜と別れて、大ちゃんを選ぶ、とか、あるんかな…って？」
私の反応を探り探り聞いてくる流星は今日までの全てを知っているかのような様子だった
「それは―…」
そう私が口を開こうとした瞬間＿＿＿
謙「…えっ？･･･その話、なんなん？」
声の方に振り向くと
状況が飲み込めず困惑している様子の謙杜くんが
そこには立っていた…
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m725(プロフ) - メグミさん» 初めまして！コメントありがとうございます＾＾嬉しいです…！マイペース更新ですが今後とも宜しくお願いします…！ (2022年8月21日 21時) (
レス) id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
メグミ(プロフ) - はじめまして!突然のメッセージすみません。楽しく拝見させて頂いてます。お忙しいかとは思いますが、更新がんばってください！続き楽しみにしています。 (2022年8月19日 21時) (レス) id: 8616d8b72c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fumi
| 作成日時：2022年6月6日 13時
