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あれから、謙杜くんが帰って来られない日に
大ちゃんがよく家を訪ねてくるようになった。
私自身、心配してくれてるんだろうなくらいにしか思ってなくて、
少なからず１人で居るよりも気持ちも楽だったこともあり、甘えてしまっていたところもあったと思う。
西「良かったわ。段々顔色もよーなってきたし。」
「うん。心配してくれてありがとう！それにね、流星が色々やってくれてから変なメッセージ本当に来なくなったの！だから、だいぶ楽になった。」
西「ほんま良かった。やっぱりAは笑ってるのが１番やで」
「本当にありがと･･！ちょっとずつ仕事復帰できるようになってきたし、もう私大丈夫だよ。」
西「･･･そうやって安心した時が危ないんやで？俺は好きで顔出してるだけやからえーの」
「でも･･･大ちゃんだって忙しいのに･･･」
西「＿＿どんなに忙しくたって、Aの為なら俺はどこへだって飛んでいくで」
「えっ･･･？」
隣に座る大ちゃんの表情がなんだか真剣で思わず視線を逸らす
きっと勘違いだよね、そうだよね。
そう自分に言い聞かせるように笑ってみせるので精一杯。
「ははっ、さすが大ちゃん。頼もし･･･」
西「逸らさんといて」
「———大ちゃん･･･？」
ソファに徐ろに置いていた手がぱっと大ちゃんの手で包まれて
正直何が起きているのか分からない＿＿
「ど、どうしたの･･･？」
西「ずっと、ずっとAの幸せを考えてきたつもりなんよ。みっちーとの時も、謙杜のときやって、何よりAが笑ってて欲しいって。」
「.....」
西「Aが幸せなら…隣に居るのが俺やなくたってええってずっと、思ってきたつもりやったのに…」
「大、ちゃん…？」
西「Aっ…」
重ねられた手と反対の手で途端に引き寄せられた私＿＿
そのまま吸い込まれるように触れ合ってしまった唇
慌てて押し退けようとしても頭に回された手で離れることが出来ない
「っん…」
———苦しいっ、色んな感情が入り混じって何かに溺れてしまいそうなそんな感覚…
どうにかしないと、そんな気持ちで大ちゃんの肩をぎゅっと掴む。
するとその瞬間、大ちゃんは我に返ったかのように私から慌てて身体を離した＿＿
西「っ、ごめっ、、、！き、今日は帰るわ、」
そう言って足早に部屋を後にした大ちゃんを
私はただ呆然と見つめることしかできなかった＿＿
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m725(プロフ) - メグミさん» 初めまして！コメントありがとうございます＾＾嬉しいです…！マイペース更新ですが今後とも宜しくお願いします…！ (2022年8月21日 21時) (
レス) id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
メグミ(プロフ) - はじめまして!突然のメッセージすみません。楽しく拝見させて頂いてます。お忙しいかとは思いますが、更新がんばってください！続き楽しみにしています。 (2022年8月19日 21時) (レス) id: 8616d8b72c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fumi
| 作成日時：2022年6月6日 13時
