97.隠した気持ち ページ4
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※ 恭平「」駿佑『』
「みっちーは吹っ切れたん？」
『それ聞いてどうするん？』
「いや？ただ気になっただけやけど」
アホか、吹っ切れるわけないやんけ。
カメラロールにはAとの思い出ばっかりで
気付けば見返して落ち込んでの繰り返しで
逆に教えて欲しいくらいやわ。
いつになったら吹っ切れられるん？
Aと一緒に過ごした2年間。
嘘偽りなんて絶対に無かったと断言出来るけど
時々、寂しそうな顔をするのは分かってた
それがどんな時に見せる表情なのかも
鈍感な俺でもさすがに分かった———
Aは長尾のことを好きなんやろなって
ずっと思ってたから、
まさかあの日、俺を選んでくれるなんて
思いもしなくて。
だけど、心の底から嬉しかったんだ。
絶対に後悔させない、幸せにするんやって
本気で思った
「別に吹っ切る必要はないやろ」
『それはアカンやろ。Aやって困るし、長尾もいい気せえへんやろし。』
「なんで？みっちーとAが付き合ってる間、ずっと謙杜はAのこと好きやったやん」
『そうやけど…でも、長尾は求めたりはしてへんかったやん』
「みっちーは違うん？」
『俺は…多分違うんやないかな。いつか帰ってきてくれへんかなって、思ってしまうもん…』
俺、何でこんな話恭平にしてんのやろ…
でも何か言葉にしたら少し楽になった気もする
恭平は分かってて俺に聞いてきたんかな
「俺やったら相手の為に手離したり絶対出来へんから、みっちーのこと尊敬するわ」
『Aの為だけやないよ、自分の為でもある』
「ええやん、それでも。簡単なことやないで」
『めっちゃ後悔しとっても？』
「ええやん、かっこええって」
恭平にかっこいい言われても嬉しないわ！って言ったけど
ホンマはちょっと嬉しかった。
分かってくれる人がいるってやっぱええな。
『俺…Aのことまだ好きやわ』
「うん、それでええって。みっちーらしくて」
『重ないかな？』
「昔からみっちーはずっと重いやん笑」
『うそやん！笑』
もうAに伝える事は出来へんやろうけど。
いつか、君以上に好きになれる人が現れるまでは
好きでおってもええかな。
実際そんな人現れるか分からんけど…
その時は言えたらええな。
俺はこんだけAが好きやったんやって。
それまでは
俺のこの気持ちは隠したままにしとくな―――
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m725(プロフ) - メグミさん» 初めまして！コメントありがとうございます＾＾嬉しいです…！マイペース更新ですが今後とも宜しくお願いします…！ (2022年8月21日 21時) (
レス) id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
メグミ(プロフ) - はじめまして!突然のメッセージすみません。楽しく拝見させて頂いてます。お忙しいかとは思いますが、更新がんばってください！続き楽しみにしています。 (2022年8月19日 21時) (レス) id: 8616d8b72c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fumi
| 作成日時：2022年6月6日 13時
