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長「へ･･･今なんて･･･」
言ってしまった。遂に口に出してしまった。でも、前に進むには言うべきだと思って、そのチャンスはきっと今日だと思った。
長「え、待って。頭ついていかれへんのやけど･･･俺もずっと会いたい思ってたで？でも、Aちゃんもそうやったってこと･･･？」
「うん。でもね･･･」
長「でも･･･？」
「こんなこと言ったら上げて落とすみたいで私、本当に最低だと思うんだけど･･･。」
言葉が詰まる･･･言おうとしてることはあるのに、私がこれを言ったら謙杜くんはどんな顔するんだろう･･･？そんな事ばかり考えてしまっていた。
長「････みっちーやろ･･･？」
「えっ？」
長「言わんでも分かる。ずっと見てきたんやもん。初めて会った日、いつの間にか２人が打ち解けててほんま驚いたわ。人見知りのみっちーが女の子としかも２人で、ましてや会ったばっかりやのに仲良さそうに話してるん普通なら有りえへんもん･･･」
少し切なげに話す謙杜くんを直視できなかった。だってきっと、私が話そうとしていることを少なからず彼は察している
「うん･･･道くんといるとほっとする、それはあの日からずっと」
長「2人の空気感、同じやもんな･･･」
「同じ･･･？」
長「うん、もし生まれた星が皆それぞれ違うんやったとしたら、Aちゃんとみっちーは何億分の1とかの確立で同じ星から生まれたやろうなって思うくらい･･･」
「その例え、なんかロマンチックだね。」
長「でも、やからって運命の相手とは限らんやろ･･･？」
すがるようなその瞳からは痛いくらい気持ちが伝わってくる。
でも私は今日、彼が思っているような言葉を伝えようとしている訳ではない。
「うん。だからね･･･」
長「嘘やろ･･･？」
「聞いて。謙杜くん。」
長「俺に会いたかったっていうAちゃんの気持ちは何処にいくん？そこに俺は希望持つことさえ出来ひんの･･･？」
「謙杜くん待って、聞いて？」
こんなに取り乱した謙杜くんを初めて見た。どうしたら聞いてくれる？どうしたらこっち見てくれる？私は咄嗟に彼の両頬を掴んで自分の顔の前に引き寄せていた。
「謙杜、ちょっと黙って」
長「へ･･･」
「早とちりしすぎ。私何も言ってない。聞いて。こっち向いて」
自分でも驚いた。
謙杜くんにこんな強い口調で投げかけたのは
初めてのことだったから−−−−
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m725(プロフ) - リム子さん» コメントありがとうございます＾＾とても嬉しいです…！！（ ; ; ）更新頑張ります〜！！ (2022年6月6日 23時) (
レス) id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
リム子(プロフ) - 初めてコメント失礼致します！読んでいて文体がすごく好きです！これからも楽しみにしています！🤍 (2022年6月6日 17時) (レス) @page44 id: 328e1440a5 (このIDを非表示/違反報告)
m725(プロフ) - リリカさん» いつもコメントありがとうございます＾＾恭平くん次回はどんな感じで登場させようか迷ってます〜笑 (2022年4月17日 12時) (レス) id: a58a28168a (このIDを非表示/違反報告)
m725(プロフ) - 涼杜兄妹さん» コメントありがとうございますー！大ちゃんは２面性を出していきたいと常々思っておりまして、ようやく始動してまいりましたー！これから少しずつ活躍させたいのですが試行錯誤中すぎてどうなるか分からないのですがお楽しみにしていただけたら嬉しいです＾＾ (2022年4月17日 12時) (レス) @page1 id: a58a28168a (このIDを非表示/違反報告)
リリカ - 恭平プリーズカモンカモン💜 (2022年4月15日 18時) (レス) @page9 id: 3cbd83fd77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fumi
| 作成日時：2022年4月4日 2時
