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側から見たらきっとこういうのをシンデレラストーリーというのだろうか。
ありがたい事に次から次にお仕事を頂けて
今度、女性誌にまで載ることになってしまった。
露出が増える度にだいすきな店頭に立つ仕事も
少しずつ難しくなってきていて、
出勤日は不定期になり、
今日はかなり久しぶりの出勤となった。
同僚「Aさん大丈夫ですか？疲れてますよね？」
「えっ…？ほんと？顔出てる？しっかりしなきゃ…」
同僚「全っ然！変わらず可愛いんで！全くそんな事ないんですけど、何か…雰囲気が…ちゃんと休めてます？急に忙しくなって大変ですよね…」
「幸薄い感じ？それは否めない。笑」
笑いながら話していたけど
実際のところ、本当に自分から幸せオーラなんて微塵も感じられないレベルで気持ちが下がっていることは分かっていた。
それが何でかなのかも
理由だってしっかり分かってる。
でも、どうにもならないーーー
そんなことを考えていたら
お店の扉が開いた。
「いらっしゃいま……えっ？お兄ちゃん？！」
兄「良かった…！居たわ！！」
同僚「･･･Aさんの−お兄さんですか…？」
兄「あっ、妹がいつもお世話になってます。すみません、30分だけで良いので妹お借りして良いですか？」
同僚「もうすぐ休憩なので大丈夫ですよ」
「えっ…？待ってどういうこと…？」
兄「いいから、ちょっと来い」
そのまま腕を引っ張られ、されるがまま店を出て歩き出すと角にワゴン車が停まっているのに気付く
「な、なになになに」
兄「良いから乗れ」
「えっ？なに拉致？！」
兄「違うわ！時間ないんだわ、早…」
ワゴン車の前で小言を言い合っていると
途端にピーッピーッという機械音が
兄の言葉を遮り、ゆっくりその扉が開いた
「えっ…？」
【 Aちゃん！！/ Aっ！！！】
そこには私がずっと会いたかった人達がいて
聞き慣れた声に呼ばれた名前。
視界が潤んでぼやけて見えなくなった
人ってこんな一瞬で泣けるんだ…
手前に居た彼に腕を引き寄せられて、
後ろから兄に押し込まれて
気が付けば私は恥ずかしいくらいに
みんなの腕の中で泣きじゃくった
そんな私を
「ほんまに、Aちゃんはアホやなぁ。」と誰よりも強く抱き締めてくれた彼は
今までで一番優しい表情で笑っていたーーー
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m725(プロフ) - リム子さん» コメントありがとうございます＾＾とても嬉しいです…！！（ ; ; ）更新頑張ります〜！！ (2022年6月6日 23時) (
レス) id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
リム子(プロフ) - 初めてコメント失礼致します！読んでいて文体がすごく好きです！これからも楽しみにしています！🤍 (2022年6月6日 17時) (レス) @page44 id: 328e1440a5 (このIDを非表示/違反報告)
m725(プロフ) - リリカさん» いつもコメントありがとうございます＾＾恭平くん次回はどんな感じで登場させようか迷ってます〜笑 (2022年4月17日 12時) (レス) id: a58a28168a (このIDを非表示/違反報告)
m725(プロフ) - 涼杜兄妹さん» コメントありがとうございますー！大ちゃんは２面性を出していきたいと常々思っておりまして、ようやく始動してまいりましたー！これから少しずつ活躍させたいのですが試行錯誤中すぎてどうなるか分からないのですがお楽しみにしていただけたら嬉しいです＾＾ (2022年4月17日 12時) (レス) @page1 id: a58a28168a (このIDを非表示/違反報告)
リリカ - 恭平プリーズカモンカモン💜 (2022年4月15日 18時) (レス) @page9 id: 3cbd83fd77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fumi
| 作成日時：2022年4月4日 2時
