溢れるほどに【短編集】 (ページ3)

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『ごめん結構待ったでしょ？』

「全然待ってまいので大丈夫ですよ」

『ごめんね提出物とか集めなきゃいけなくてさ』

先輩はクラスで頼られているため
しなくてはいけないことが多い

それに部室の鍵閉めと体育館の鍵も先輩の担当である為帰りが一番遅い

『今日の影山くん調子良さそうだったよね』

「そうでしたよね」

『日向もキレキレだったね』

「いつもそうですよ」

面白くない

先輩が他のしかもあの変人コンビのことを話題に出す

俺のことも話して欲しいのに

先輩や山口の事ならまだいいのにが
変人コンビにここでも負けるのは嫌だ

「着きましたよ」

『ここなんだ大きなお家だね』

お家って可愛い

「入ってください」

『お邪魔します』

「僕の部屋は二階の突き当たりの部屋ですから先に行って待っててください」

『了解』グッと

可愛い

僕はさっきから可愛いしか言ってないが本当に可愛いのだ

キャラ崩壊とかどうでもいいとにかく先輩は可愛い

先輩に出すお茶とお菓子を用意して部屋に向かった

「何してるんですか先輩」

『ごめんごめんなんか男の子の部屋ってこんなシンプルなんだなと思って』

「人によると思いますけどね」

『そうだよね月島くんはシンプルって感じ

影山くんも物欲とかなさそうだからバレーボールと
ベットぐらいしか置いてなさそう

日向は意外に男の子って感じの部屋してそうだな

山口くんはぬいぐるみとか置いてありそう』

「早速勉強教えてもらっていいですか？」

『そうだった勉強教えに来たんだよね楽しくて忘れてた』

すぐそういうこと言うから先輩は隅に置けない

すぐに他の男の話をするし

でも

そんな先輩が僕は好き