四次元さん。1 ページ31
地獄へのツアーが決定して満足したのか各自部屋へと行く。
ワンフロア貸し切りなので9人全員ひとり部屋が用意されていて私も有り難く一室を使わせてもらった。
………
……
…
お風呂を済ませ髪を乾かすけど長すぎる髪の毛のせいで全然乾かない。
もうそろそろ切ってしまおうか？
TH『ヌナ後ろ全然乾いてないよ、俺がやったげる。』
あ、これはこれはどうもありがとうございます。
『…え、何でいるんです？てかどうやって入ったんですか。』
TH『ヌナが部屋に入った時にドアストッパー挟んだ。』
そうですか。
じゃなーい！
『何てことを。泥棒が一緒に入って来たらどうするんですか。』
TH『最上階貸し切りだから泥棒なんて来ないよ。変なヌナ〜。ヒヒヒ！』
そうか。
いや納得してどうする。
『テヒョンさんそんな事したら駄目だよ。下手したら警察行きだからね。』
TH『もういいじゃん！ほらドライヤー貸してよ。』
テヒョンさんがドライヤーをふんだくって私の後頭部を乾かし始める。
TH『明日どこ行こう？楽しみだね〜！』
『え？』
ドライヤーの音で聞こえない。
TH『ジニヒョンがいるからちょっと残念だな〜。』
テヒョンさんの大きな手が私の髪を優しく梳かす。
TH『出来た。』
ドライヤーの音が鳴り止み、鏡ごしにテヒョンさんと目が合う。
『ありがとう。』
テヒョンさんが私の髪をすくって持ち上げる。
TH『…。』
『？』
TH『…細い首だね。』
首を軽くキュッと掴まれる。
テヒョンさんのビー玉みたいな目がゆらりと揺れる。
なんかこの後にマズイ事が起こりそうな予感がする。
『…もう部屋に帰ったほうがいいよ。』
首を掴んでいるテヒョンさんの手を優しく解いてから手を繋いでドアの方に向かう。
TH『ねえ、皆とどこまでしたの？』
テヒョンさんの低い声がすぐ後ろで響く。
『キス以外何もしてないよ。やめてよ何か怖いよ。』
ははは、と乾いた笑い声をわざとらしく出してみる。
『もう帰って？また明日遊ぼうね。』
私がドアノブに手をやると、後ろからテヒョンさんがドンッ！とドアを押さえた。
TH『…子供扱いしないでよ。』
ヤバい、テヒョンさんのスイッチが入ってしまったみたいだ。
恐る恐る振り返ってテヒョンさんを見ると、いつもの無邪気な彼はそこには居なかった。
TH『どこまでなら許してくれる？』
そう言いながらテヒョンさんは私の顔に近づいて来た。
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たるぎうゆ(プロフ) - やみいさん» こんにちは！物凄い褒めてもらえてこちらこそありがとうございます！嬉しい〜(o^^o)ささやかながら、お力になれたようで幸せでござります。 (2022年3月13日 16時) (
レス) id: a4e68f895a (このIDを非表示/違反報告)
やみい(プロフ) - 控えめに言っても最＆高です！はぁー面白たまらん。日常の疲れやイライラが解けていきまする。出会えてよかった。素敵な作品をありか待とうございます。 (2022年3月2日 12時) (レス) @page17 id: 10e6baffc5 (このIDを非表示/違反報告)
たるぎうゆ(プロフ) - あっとゆんぎゃさん» こんにちは、いつもコメントありがとうございます！こっそり戻ってまいりました笑。相変わらず不定期過ぎな更新なのですがのんびりとお付き合いいただけたらなあと思います(^.^)本当にいつもありがとうございます！ (2022年2月1日 15時) (レス) id: a4e68f895a (このIDを非表示/違反報告)
たるぎうゆ(プロフ) - JMさん» こんにちは、コメントありがとうございます！亀更新が過ぎる感じですが、待っていただけてたなんて感謝です！またこっそり更新していくと思いますのでお暇な時にでも覗いてもらえればなあと思います(^^) (2022年2月1日 15時) (レス) id: a4e68f895a (このIDを非表示/違反報告)
あっとゆんぎゃ(プロフ) - 待ってました😆❤️ムフフ← 笑 はぁ、やはりたるぎうゆ様の作品大好物です🥰🤣👍 (2022年1月31日 19時) (レス) @page49 id: 2d773c2bd1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たるぎうゆ
| 作成日時：2021年8月30日 18時
