君達、出発だ！1 ページ21
『セジンさん、お久しぶりです。』
MG『Aさん！お久しぶりです。しっかり休めましたか？』
『おかげさまで。ありがとうございました。』
MG『ん？韓国語がかなり上手くなりましたね〜！新鮮だなぁ。ふふ。』
きゅーん。
セジンさんがニコッと笑いながら褒めてくれた。
韓国語、頑張って勉強してよかった。
これからセジンさんと会話を増やしていけば仲良くなれる気がする。
TH『…。』
うぐっ。
ずしっとした重みと共に、久しぶりの首締めが…。
MG『Aさん、そろそろ出発しようと思うんですが良いですか？』
『あ、はい。』
MG『すみませんがメンバー達を連れて来て下さい。俺はエンジン回してきますね。』
セジンさんが申し訳なさそうに玄関を出て行く。
私は背中にぶら下がるテヒョンさんをズルズルと引きずりながらリビングへ戻る。
彼らは何をしているのだ。
『皆さん出発です。』
私は愕然とした。
ナムジュンさんとユンギさんはソファーで休んでいるし、ジョングクさんは勝手に冷蔵庫の牛乳を飲んでいる。
ジンさんは戸棚に入っていたであろうお菓子を食べているし、ジミンさんは縁側で寝転んで庭を眺めている。
本当に他人の家で寛ぎすぎだと思う。
唯一、私の声に反応してくれたホソクさんが荷物を持って来てくれた。
そしてテヒョンさんを掴んで玄関へ連れて行ってくれる彼には感謝状を差し上げたい。
さて、私も動こうか。
まずはジミンさんだ。
『起きてください。行きますよ。』
JM『ねぇ、ここ良いね。小さな庭が可愛いし陽当たりもよくて気に入っちゃった。』
そんな物件見にきた奥さんみたいな感想言われても困る。
『…。』
ゴロゴロしているジミンさんの手を引っ張って起こそうとするけど全然起きない。
JM『んふふ。頑張ってー！』
いや、応援はいいから起きてよ。
…もういいや。
諦めて次に行こうと手を離す。
JM『え、やだ。』
ジミンさんが少し体を起こし拗ねたように私を引っ張った。
『わっ、』
私はジミンさんの横にゴロリと転がった。
目の前には父が手入れしたミニ日本庭園。
こうやって縁側で寝そべって見たことは無かったな。
JM『ね、いい感じー！』
ジミンさんもまた寝転がる。
私の背中にジミンさんの体温がじんわり伝わり、ポカポカ太陽が私達を前面から包んでいる。
ピチチ…と鳥のさえずりまで聞こえてしまう。
あかん。これ和むわ…。
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たるぎうゆ(プロフ) - やみいさん» こんにちは！物凄い褒めてもらえてこちらこそありがとうございます！嬉しい〜(o^^o)ささやかながら、お力になれたようで幸せでござります。 (2022年3月13日 16時) (
レス) id: a4e68f895a (このIDを非表示/違反報告)
やみい(プロフ) - 控えめに言っても最＆高です！はぁー面白たまらん。日常の疲れやイライラが解けていきまする。出会えてよかった。素敵な作品をありか待とうございます。 (2022年3月2日 12時) (レス) @page17 id: 10e6baffc5 (このIDを非表示/違反報告)
たるぎうゆ(プロフ) - あっとゆんぎゃさん» こんにちは、いつもコメントありがとうございます！こっそり戻ってまいりました笑。相変わらず不定期過ぎな更新なのですがのんびりとお付き合いいただけたらなあと思います(^.^)本当にいつもありがとうございます！ (2022年2月1日 15時) (レス) id: a4e68f895a (このIDを非表示/違反報告)
たるぎうゆ(プロフ) - JMさん» こんにちは、コメントありがとうございます！亀更新が過ぎる感じですが、待っていただけてたなんて感謝です！またこっそり更新していくと思いますのでお暇な時にでも覗いてもらえればなあと思います(^^) (2022年2月1日 15時) (レス) id: a4e68f895a (このIDを非表示/違反報告)
あっとゆんぎゃ(プロフ) - 待ってました😆❤️ムフフ← 笑 はぁ、やはりたるぎうゆ様の作品大好物です🥰🤣👍 (2022年1月31日 19時) (レス) @page49 id: 2d773c2bd1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たるぎうゆ
| 作成日時：2021年8月30日 18時
