崖っぷち家政婦です。4

何でこうなるの。 ページ5

JM『ヒョン。あれは駄目です。』



YG『別にいいだろ、遅かれ早かれやるんだし。』



JM『駄目です！皆我慢してるんですよ！』



YG『わかったよ、大声出すな。うるさい。』



私が宅配チキンを持ってリビングに帰ってきた頃には、ユンギさんはソファーで寝転んでテレビを観ていた。

なんだか怪しい雰囲気は終了を迎えたようで私はホッとする。


ジミンさんがニコニコと近付いてきてチキンを半分持ってくれた。

天使ジミンさんが今日は更に神々しく見えるよ。


皆が集まってチキンを囲む。


この宿舎に全員が揃うのは2ヶ月後なんだな。

ちょっと寂しくなってしんみりする。

私は明日からこの宿舎に1人だ。



…ごめんなさい、寂しいなんて嘘をつきました。本当はとてもワクワクしています。


この宿舎の大きなテレビで映画を観てみたかったし、日本食を作って食べたかった。

ひとりでコンビニでもどこへでも行き放題だ。




JK「ヌナ、そとでても、どこにいるかわかるから。」



…なんて？



JK『俺、ヌナのスマホに位置情報送るアプリ入れておきました。ついでにこれはヌナのカトクのIDです。』



メンバー達が一斉にスマホを出し何やらやり取りをしている。



JH『ジョングガ。お前は本当にできた弟だよ。』


JM『毎日カトク送ろうっと。』


TH『おっ、本当だ！位置情報でてる！』


JN『これで迷子の心配もないね。やー、良かった良かった！』


YG『ヒョンいつまで迷子の心配してるんですか。』


NJ『フフフ。ジョングガ、良くやった。』



全員が悪い顔をしている。

次の瞬間に私のスマホには大量の通知が…！



NJ「ヌナ、スマホは肌身離さず持っておいてください。メンバーがランダムで電話しますからね。出なかったら…わかってますよね？」


えくぼ王子が私を脅してくる。



TH「じゅうでん、わすれないでね！」


JM「へんじ、くださいねぇ！」


JH「みて、ヌナ、ほら。ヌナのばしょ、まるわかりです。」


JN『買い食いばっかりするんじゃないよ、僕も見てるからね。』


YG『明日また連絡する。』


JK「ぼくの、でんわ、でないと…」


ジョングクさんはそこまで言ってチキンにかぶりつく。

おい、最後まで言ってくれ。逆に怖い。



こうして私は監視付きの休暇を迎える事となった。

出発の時。1→←ユンギさんが変。

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