JN & TH 6 ページ39
『探しましたよ。』
漫画棚の奥の奥の端っこ、1番目立たない所で体育座りして俯いているテヒョンさんを発見した。
私の声を聞いてビクッとしたテヒョンさんが体育座りしたままくるりと背を向ける。
『何してるんですか。』
反応がない。
腕を掴むと振り解かれた。
『…じゃあ私は行きますよ。』
ちょっとムッとしながら私は向きを変えて一歩踏み出す。
そう言えばいつもマンネ達は血相を変えて追いかけてくるから。
だけど今、テヒョンさんは何も言わず動かない。
私は置いていく事も出来ずにテヒョンさんの前に座った。
『こんな所に座り込むと他のお客さんの迷惑になりますよ。』
反応なし。
困った私は何とかテヒョンさんを動かそうと、私らしからぬ行動をすることにした。
『抱っこしてください。』
ピクッとテヒョンさんの肩が反応する。
『おんぶでもいいです。』
ピクピクッ、テヒョンさんの髪の毛が揺れた。
考えてる考えてる。
つんつんとテヒョンさんの腕をつつくと少し顔を上げて目を覗かせた。
私はすかさず両手を伸ばしてアピールする。
TH『…そんなのズルい。』
テヒョンさんが ハァ、とため息をついてから私を抱きしめた。
『行きましょう。漫画飽きたの？』
TH『うーん、…うん。』
テヒョンさんはいつも通り私の背中に回った。
TH『好きって嬉しくって辛いね。』
『え？』
TH『ヌナにはまだ分からないか。』
好きって嬉しいだけじゃないの？
よくわからない事をテヒョンさんがブツブツ呟いている。
韓国語のニュアンスがまだ分からないから違う風に捉えちゃったかな？
私は首を傾げながら歩いた。
JN『おっ、どこまで行ってたのよ〜。』
そう言いながら近づいてくるジンさんに、テヒョンさんが私の後ろから手を出して押し返した。
JN『なんだよ〜テヒョンア』
TH『これ以上ヌナにジニヒョンの匂いが移って欲しくない。』
えっ、ジンさんの匂い？
私はわからないけど…。
JN『ヤー、そんなのお互い様だろ〜？』
『もういいでしょ。あと少ししか時間ないからゲームしに行きましょう。』
ゲームと聞いたテヒョンさんとジンさんは目を輝かせて頷いた。
私は7人の子達と関わるようになって、あしらいが上手くなったようだ。
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たるぎうゆ(プロフ) - やみいさん» こんにちは！物凄い褒めてもらえてこちらこそありがとうございます！嬉しい〜(o^^o)ささやかながら、お力になれたようで幸せでござります。 (2022年3月13日 16時) (
レス) id: a4e68f895a (このIDを非表示/違反報告)
やみい(プロフ) - 控えめに言っても最＆高です！はぁー面白たまらん。日常の疲れやイライラが解けていきまする。出会えてよかった。素敵な作品をありか待とうございます。 (2022年3月2日 12時) (レス) @page17 id: 10e6baffc5 (このIDを非表示/違反報告)
たるぎうゆ(プロフ) - あっとゆんぎゃさん» こんにちは、いつもコメントありがとうございます！こっそり戻ってまいりました笑。相変わらず不定期過ぎな更新なのですがのんびりとお付き合いいただけたらなあと思います(^.^)本当にいつもありがとうございます！ (2022年2月1日 15時) (レス) id: a4e68f895a (このIDを非表示/違反報告)
たるぎうゆ(プロフ) - JMさん» こんにちは、コメントありがとうございます！亀更新が過ぎる感じですが、待っていただけてたなんて感謝です！またこっそり更新していくと思いますのでお暇な時にでも覗いてもらえればなあと思います(^^) (2022年2月1日 15時) (レス) id: a4e68f895a (このIDを非表示/違反報告)
あっとゆんぎゃ(プロフ) - 待ってました😆❤️ムフフ← 笑 はぁ、やはりたるぎうゆ様の作品大好物です🥰🤣👍 (2022年1月31日 19時) (レス) @page49 id: 2d773c2bd1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たるぎうゆ
| 作成日時：2021年8月30日 18時
