崖っぷち家政婦です。3

私達の生活。2 ページ35

ジョングクさんの場合。


私と些細な事で喧嘩をしては最後は絶対に私の背中にくっついて謝る。


思った事を隠せない彼は、気に入らないことがあるとすぐに態度に出すし過保護気味だ。


この間は黙ってコンビニに行こうとした事に対して怒られたので、私は行動を制限されたくないと言い返した。


気に入らなかったのか、更に怒ったジョングクさんが私の尻を軽く蹴ったから私は強く蹴り返し、バーカ！と言われたからガキと言い返した。


ジョングクさんが悔しさからかジタバタしだしたのを見て私は背を向けて歩き出すと


JK「まってよ！」


と、ジョングクさんが私の背中にくっついて腕を回す。



「ヌナに言うことは？」


JK「キックして、ごめんなさい。」



でもコンビニに一人で行くのはダメだと言って聞かない。

面倒くさいので私は出来る限り努力すると言う。



毎回こんな感じ。

ジョングクさんは感情を隠さなくなったし、私もそれを受け止める。






ホソクさんの場合は、謎の感情スイッチがあってオンとオフが激しい。

ナムジュンさんとは比較出来無いくらいだ。



オフの時はとことん私を甘やかす。

手伝ってくれるし、さり気なく助けてくれる。


問題はオンの時。


どこでスイッチが入るかわからない。

この間はこうだった。



JH「ヌナ、キスマークつけよう。」


「嫌だ。」


JH「ぼくの、きえたから。」



真顔で私の頭を固定して、首に顔を埋めるホソクさん。


覆い被さられて身動きが取れずで諦める。



「いきなりどうしたの。」


JH「ジョングギにきいた。コンビニいくなら、しるしつけないと。これでだいじょうぶ。」


見える場所についたそれを触って笑顔に戻るホソクさん。


オンの時のホソクさんには逆らわない。


ちなみにまだ逆らった事無いから、どうなるかはわからない。


もしかしたら、ホソクさんは元々感情に波があるタイプだったのかな。


それを抑えてアイドル生活を送っていたのだとしたらすごく辛かっただろうな。


だけど、最近では思ったまま行動しようとしてるらしく無理に笑う事は無くなった。

時々物凄く困った事になるけれど。

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